アラスカ航空の窓が吹き飛んだ事故で機内から排出されたiPhoneが無傷で見つかる

2024年1月7日に離陸直後に窓などが吹き飛んでアラスカ航空機が緊急着陸するという事故があったのですが、その際に急な減圧で機外に排出されたiPhoneが、無傷で見つかったとMacRumorsが伝えています。

iPhone Survives 16,000 Foot Drop After Alaska Airlines Plane Incidentという記事です。

An iPhone that was expelled from the cabin of Alaska Airlines flight 1282 on Friday survived a fall of more than 16,000 feet and was discovered intact.

事故の原因は「ドアプラグ」

アメリカのオレゴン州からカリフォルニア州に向かっていたアラスカ航空の737MAX旅客機で、離陸直後に客席横の窓などが吹き飛んだという事故でした。よくこれで大きなケガをした人がいなかったのが不思議なくらいです。

ちなみに吹き飛んだのは「ドアプラグ」というもので、アラスカ航空 飛行中吹っ飛んだドアプラグって?には次のように説明されています。

ドアプラグとは厳密にはドアではないそうだ。機体の側壁を埋めるように設計された部品の一部で、オプションで非常口を取り付けることもできる。

取り外し可能な壁だったようです。事故後に検査した737MAXでは「ボルトの締め直しが必要なケースなど、ドアプラグの取り付けに関連していると思われる複数の問題が見つかった」というニュースもありました。

16,000フィートの落下から生き残ったiPhone

そして、事故に遭遇した航空機で機外に排出されたiPhoneですが、16,000フィート以上の高度からの落下にも関わらず、無傷で発見されたそうです。

どんなところで発見されたのかと思ったら、道路脇です。あわや大事故に津中がっていた可能性もあるのかと想像すると、肝が冷えます。

見つかったiPhoneは機内モードで、バッテリーが半分ほど残っていたということです。なお、この機体で発見された2台目の携帯電話とのことです。

「iPhone」は軽量で最大速度が高いため、落下の高さにもかかわらず着地時にかかる力が限られ、低いところから落とした場合とそれほど変わらない‥‥というのと、森林地帯だったのが無傷に奏功したのではないかと推測されています。

吹き飛んだ機体の一部は、オレゴン州の住宅の庭でも見つかっています。