Amazonプライムデーで半額セールの勢いで値下げしていた、Amazonのワイヤレスイヤホン「Echo Buds(第2世代)」が届きました。既にあちこちでレビューされている製品なので、超個人的な2つの視点を書いてみたいと思います。
1つはオバケの赤ちゃんみたいな見た目のこと。そしてもう1つは、イヤホンで耳が塞がれて外界の音が聞こえないと、不安を覚える人向けの情報です。
「Echo Buds(第2世代)」の特徴
「Echo Buds(第2世代)」は、日本では2022年2月24日より販売開始されました。明瞭でバランスの取れたサウンドで、密閉型のインイヤーデザインとANC(アクティブノイズキャンセリング)が環境ノイズを削減します。小さく軽く、耐汗仕様(IPX4等級)です。
1回の充電で最大5時間、ワイヤレス充電ケースを使えば最大15時間の音楽再生が可能です(15分の充電で最大2時間音楽を再生)。
カラーバリエーションはブラックとグレーシャーホワイトの2色。Qi規格に対応するワイヤレス充電器で充電することもできます。
今回はワイヤレス充電ケースではないモデルのグレーシャーホワイトのモデルを購入しました。通常12,980円が7,000円オフ(54%オフ)の5,980円でした。
結論から書いてしまうと、5,980円なら“買い”のワイヤレスイヤホンだと思います。12,980円と思うとちょっと悩ましいので、他のAmazonセールと同じように、何らかのセールで安くなっている時に買うのが正解だと思います。
「Echo Buds(第2世代)」開封の儀
「Echo Buds(第2世代)」を使用開始する方法は、パッケージの蓋を開けると描かれていますが、Alexaアプリをダウンロードし充電ケースを開くだけと簡単です(詳細は後ほど解説)。
本体正面。ややグレーにくすんだ感じのグレーシャーホワイトという色もとても良いです。ホワイトよりも落ち着いていて好きな雰囲気です。
ケースを取り出すと、その下にはイヤーチップ、ウイングチップやケーブルが入っています。
イヤーチップは4サイズ、ウイングチップは2サイズ、そしてUCB-Cケーブルです。
ケースを取り出したところ。
ケースの蓋を開けたところ。
なんだか2匹こっちを見ている気がする!?
Alexaアプリでセットアップ
iPhoneとのセットアップにはAlexaアプリを使います。
Alexaアプリを開いた状態で、ケースの蓋を開くと次のように表示されます。
簡単にiPhoneのAlexaアプリから「Echo Buds(第2世代)」が見つかります。
ここで「アクセサリを選択」から「Echo Buds 00U8」を選べばBluetoothで繋がります。
その後はウィングチップの使い方や、イヤーチップのフィットテストなど、同梱されているアイテムの使い方が表示されます。
ぼくは耳の穴の大きさを自分では把握していなかったのですが、XL、Lと試して、とりあえずMサイズくらいがちょうど良さそうだと分かりました(もしかするとSでもいいくらい)。
追記:Mサイズでも痛くなったのでSサイズを試しています。
ウィングチップも試したのですが、これはぼくの耳には合わず不要だと思ったので使っていません。
オーディオコントロールの解説も表示されます。
1回タップ 再生/一時停止
2回タップ スキップ/通話に応答または終了
3回タップ 前の曲を再生
長押し ANCとアンビエントサウンドの切り替え
基本的な操作方法はワイヤレスイヤホンに共通のものだと思います。
ワークアウトの設定も表示されますが、Apple Watchを使っているのでスキップしました。
セットアップが完了すると、Alexaアプリの画面に接続している「Echo Buds」が表示されます。LRイヤホンとケースのそれぞれのバッテリー残量が表示されるのは便利です。
右上のギアアイコンをタップすると設定画面になります。
設定画面では、アクティブノイズキャンセリングのオン/オフやイコライザーを操作することができます。
デフォルトの状態だと低音部分が薄く感じたので、イコライザーは「ベース」を一番右にして「ミドル」を0と+の中間くらいに設定しました。
落とした「Echo Buds」を探すことができる「Alexaで探す」機能もあります。ただし、ケースに入れている場合は蓋を開けている必要があるようなので、ケースごと落とした場合は探すのが難しそうです。
「Echo Buds(第2世代)」を使ってみた感想
「Echo Buds(第2世代)」を使ってみた感想ですが、音質に関してはとても優等生的というか、マイルドというか、正統派な音の作りなのかな、と思いました。
ダイソーで購入できる1,100円の「完全ワイヤレスイヤホン」が低音がブリバリ出て良いのですが、それがライブ感のある音作りだとしたら「Echo Buds(第2世代)」はスタジオ録音というイメージです。
アプリからイコライザーが使えるので、低音をマックスにして「Echo Buds(第2世代)」でも低音バリッという感じで聴いています。
音質にもそこそこの満足感はあるのですが、それより「Echo Buds(第2世代)」はコレですね。
オバケの赤ちゃんがいる!?
ケースからイヤホンを取り出したところなのですが。
なんだか魂みたなニュイっとした形してません?
しかも!
顔がついてる!!!
ニヤッとした感じの顔が!!!
ニヤッとした顔にちょっとヘソを曲げた顔まで、イヤホンが完全にオバケの赤ちゃんなのです。
もう顔にしか見えないし‥‥かわいい‥‥かわいい‥‥かわいすぎる!
耳にオバケの赤ちゃんがひっついていると思うと、なんだかそれだけで楽しくなってしまいます。ここが「Echo Buds」1つ目の最高!
ちなみに目のように見えている穴はマイクの穴です。外側を向いていて、外の環境音を拾う役割をしているみたいです(後述します)。
外の音が聞こえるアンビエントサウンドとアクティブノイズキャンセリング
続いて2つ目の最高です。
イヤホンで耳が塞がれて外界の音が聞こえないと、不安を覚える人向けの情報です。
「Echo Buds(第2世代)」には「外音コントロール」という機能があります。
外側の音、周囲の音をコントロールする機能で「外音コントロール」を「オン」にすると、
・アンビエントサウンド
・アクティブノイズキャンセリング(ANC)
をコントロールすることができるようになります。アクティブノイズキャンセリング機能は知っている人が多いと思います。アンビエントサウンドとはどういう機能でしょうか?
これが周囲の音、外音を聞こえるようにする機能なのです。先ほどのオバケの赤ちゃんの目が、外音を集める役割を果たしています。
アンビエントサウンドの設定をマックスにすると、イヤホンから普通に周囲の音が聞こえてきます。少なくともイヤホンで耳の穴が密閉されているのでそのまま聞こえるはずはないのですが、ほぼ普通に周囲の音が聞こえます。オバケの赤ちゃんの目が活躍しています。
この状態で音楽を再生すると、周囲の音の上に、音楽のレイヤーが乗ってくる感じで聴こえます。マクドナルドで試したのですが、他のお客さんの声にBGMとして音楽が聴こえる感じです。
アンビエントサウンドの設定を最もマイナスに寄せると外音は聞こえにくくなります。試したところ、これはアクティブノイズキャンセリングをオンにした状態と同じだと思います。
もちろん全く無音になるわけではないのですが、頑張って周囲の音を消そうとしているな、というのは凄く感じます。クルマ通りのあるところで試したところ、走行音の低音が消されて周波数が高めの音がやや残っているような聴こえ方をしました。
どうしてもホワイトノイズというか、耳が詰まったようにも感じるので、アクティブノイズキャンセリングは好みが分かれるかもしれません。飛行機の中だと良いかも?
ただし、外音コントロールしていると通常使用よりバッテリー消費は多いそうです。
「Echo Buds(第2世代)」を試してみた感想
先にも書きましたが、イヤホンをすることで耳がふさがってしまうのが怖かったので、外音コントロールという機能があるのは自分にとっては朗報でした。
「AirPods Pro」にも同様の機能はありますが、そのためだけに数万円‥‥というほどではないんですよね。半額セールで購入したイヤホンについていた機能としてラッキーという感じです。
余談ですけど、外音コントロールがさらに進化すると、人の声だけブーストする補聴器のような機能にもなりそう‥‥と思いました。
数千円のイヤホンだとタッチ操作がかなりデリケートで、位置調整のために触っただけで音楽が止まってしまうようなこともあるのですが「Echo Buds(第2世代)」はタッチ部分が大きいからか、触っただけでタッチにならないのは良かった点です。
あとは‥‥やっぱりオバケの赤ちゃんがかわいいってことですかね!? もう「Echo Buds(第2世代)」はそれに尽きる!!
総合的な評価としては「買ってよかったな」と思っています。が、ただし「セール価格のとき」という条件は付きます。
今回は通常の12,980円が7,000円オフ(54%オフ)の5,980円だったのですが、これだとかなりお得です。
少なくともAmazonは月イチくらいのペースでタイムセール祭りなどを開催しているので、欲しいと思った人はそのタイミングを待つのが吉だと思います!
その時が来たら、オバケの赤ちゃんをニュイっと飼いましょう!