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武者良太@雑誌感想文の連載です!
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むかしむかし、DJといえばキャリーカートにレコード満載の段ボールを載せて、駅の階段を四苦八苦しながら上がっていく仕事でしたが、いまのDJは違います。iPad1台でミックスもサンプリングもできちゃうんです。
iPadとDJアプリの進化で機材や音源の持ち運びがお手軽になった現在。もっともっとみんなでキュッキュしながらきゃっきゃしたい。そこで「できる!iPad DJ」を連載形式でお届けします。
iPadは第三世代以降がGOOD
第4世代の現行モデル、mini、そして第三世代のiPad Retinaでのプレイがオススメです。これから紹介するアプリは第2世代iPadにも対応していますが、BPM計測などにかなりの時間がかかっちゃうんですよね。
MIXしたい曲はiTunes経由で収録
つなげたい曲をまとめたプレイリストを作成。それをiTunesでiPadに同期させておきましょう。なおDRMがかかった曲は再生できないので要注意! どうしてもiTunes Storeで購入した曲でセイハローしたい人は、一度CD-Rに焼いてからリッピングしなおしてください。
肝心のアプリはdjay 2一択
iPad用に様々なDJアプリが登場しましたが、2013年9月の時点で皆々様にお勧めできるのはalgoriddimのdjay 2。850円と高めのアプリですが、購入する価値はありますよ…! 機能限定お試し版のdjay LEもあるので、まずはそちらから試してみるのもアリです。
アナログ派もCDJ派もPC DJ派も納得のデキ
djay 2の何がいいのか。それは音を聴きながらのMIXも、音の波形を見ながらのMIXもしやすいところなんですよ。
djay 2に音楽ファイルを読み込ませるとターンテーブルにアートワークが表示されるので、いまどんな曲を流しているのかが視覚的にわかります。このビジュアルをそのままプロジェクターで投影できたら楽しそうだけど、AirPlayを使うと数秒ほど遅れてしまうのでアウト。無念。
このターンテーブルを指で触って止めたり、早く回したり、逆回転させると、音は操作したとおりに鳴ってくれます。スクラッチも簡単だし、スピーカー側の音(マスター)のリズムに合わせてつなげたい曲の頭出しをしたり、クロスフェードでゆっくりと切り替わっていくような演出だってできちゃいます。
そうそう、djay 2は読み込んだ曲のBPMを検知してくれるし、「SYNC」ボタンをタップすればもう一方の曲のBPMを合わせてくれるんですよ。これでピッチコントロールの苦労とはおさらば!
そして曲の波形表示もできるんです。横の振幅幅が大きい=バスドラムがドンと鳴っている部分なので、この山を揃えることでも自然なツナギが可能です。
プレイリストをそのまま再生しているのとは違う、ランダム再生ともまた違うドキドキをワクワクがiPad&djay 2には詰め込まれていますよ!
次回からはプレイするにあたって必要なオプションをご紹介しましょう。
djay 2
カテゴリ: ミュージック
価格: ¥850
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プロフィール
武者良太(むしゃりょうた)
「雑誌感想文」というブログをはじめたばかりの新米ブロガーです。よろしくです! 普段はギズモード・ジャパン、Kotaku JAPAN、4D、CDジャーナル、カメラマガジンなどでライターしてます。酒好き。酒好き。もいっこ酒好き。