新しい「iPad」の液晶が黄色く見えるという話は聞いたことがあったのですが、どうやらそれは色温度というものに関係していたようです。
“新しいiPad”の液晶は黄色い? それとも正しい色?――測色器で徹底チェックという記事がありましたよ。
一方、突出した高解像度の影に隠れて見落としがちだが、新しいiPadの液晶ディスプレイは「彩度が44%向上」したことも大きな特徴だ。つまり、従来の初代iPadやiPad 2では再現できなかった鮮やかな色が再現できるという。確かに手元の初代iPad、iPad 2と見比べてみると、発色がかなり違っているのが分かるが、こちらは解像度の違いほどはっきりと認識できない。
新しい「iPad」はRetinaディスプレイになり、解像度が1024×768ドットから2048×1536ドットに変わっただけでなく、彩度も44%向上しているのだそうです。
実際にこれまでの「iPad」とどのくらい違うのか、カラーマネジメントツールを使って比較しているという記事です。
それによると、けっこう色温度が違うそうです。
新しいiPadの計測結果は色温度が6400K、ガンマが2.1だった。これはWindows PCやネットコンテンツ、デジタルフォトにおいて標準的な色域となっているIEC(国際電気標準会議)の国際規格「sRGB」で定められている色温度(6500K)とガンマ(2.2)に近い値だ。初代iPadとiPad 2は、ガンマこそだいたい同じ値が出たが、色温度がやや高めだった。
新しいiPad 6400K
iPad 2 6900K
初代iPad 7100K
徐々に色温度が下がっていることが分かりますが。色温度により「低いと、白色の表示が黄から赤みがかって見え、高くなるにつれて青っぽく変化」するそうです。
つまり、初代iPad、iPad 2を持っていた人からすると、新しい「iPad」は白色の表示が黄から赤みがかって見えるということになります。
それで、新しい「iPad」の液晶が黄色い、という話になっていたのですね。なるほど!