Appleが「WWDC20」において、ホーム画面に設置できるウィジェット、アプリを自動整理するApp Libraryなどの新機能を搭載した「iOS 14」を発表しました。
「iOS 14」発表
派手なアップデートではなく、基本的な機能を底上げした堅実な内容になっているように感じました。
「iOS 14」の新機能として、次のようなことが挙げられています。
・ホーム画面に設置できるウィジェット
iOS 13では画面を右にスワイプすると表示されるウィジェットですが、そのひと手間もあり、活用できていないという人も少なくないのではないでしょうか。
ちょっとした機能に手軽にアクセスできるのがウィジェット機能のメリットなので、ホーム画面に設置して簡単にアクセスできるようになるのは良いと思います。
ウィジェトのサイズも変更できるようなので、ホーム画面にニュースを表示しておくとか、もしかすると常時通信速度を表示するとか、そういうことも可能になるのではないでしょうか。
・アプリを自動整理するApp Library
デモを見ると右端のホーム画面から左にスワイプすると表示される機能のようですが、アプリをカテゴリーで自動整理する機能です。
アプリをダウンロードしたまま、フォルダも作らずに次々に並んでしまっている‥‥という使い方をしている人がけっこう多いのかもしれません。
便利かどうか、実際に使うかどうか‥‥自分的には、あまり使わない機能かな、と思いました。
・コンパクトなデザインの着信表示Compact Calls
FaceTimeやサードパーティ製アプリを含めて、コンパクトなデザインの着信表示になるそうです‥‥が、ほとんど電話機能は使わないので、これも変化をそれほど体験できないかもしれません。
・Picture in Picture
他のアプリを使っている時でも、FaceTimeやビデオ視聴を継続することができるPicture in Pictureです。
これまたそういうシチュエーションになることは全くといっていいほどないので、個人的には恩恵のない機能です。
他にはMessagesの改善、新しいMemoji、自転車に対応したMaps、翻訳機能のTranslate、改良されたSiriなどの新機能が予定されています。
いずれにせよ派手なアップデート内容ではなく、着実に利便性を上げるようなものになっているのかな、と思いました。
個人的には操作性がサクサクするとか、バッテリーの持ちがよくなるとか、そういった方向性での改善に期待しています。
「iOS 14」が対応するiPhone
初代のiPhone SEにも対応しています。
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