ヤフーがネットバンキング参入へ、あおぞら銀行と合意だそうです。
ヤフーは20日、あおぞら銀行と共同でインターネットバンキング事業に参入することで基本合意した。2006年前半にも業務を開始する。
「インターネットバンキング事業は、あおぞら銀行の子会社であるあおぞら信託銀行を母体として展開する」そうです。あおぞら信託では既存の信託業務を継続する一方で「インターネットを活用した個人向け決済サービスや消費者ローンを展開していく」とのこと。
オークションやショッピングで年間6,400億円を超える取扱高を誇るヤフーの既存事業とのシナジー効果により、「新しいあおぞら信託は、日本におけるインターネット専業銀行でナンバーワンを目指す」としている。
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▼あおぞら銀行とヤフー、ネットバンキング業務に関して基本合意
あおぞら信託は新株を発行し、ヤフーが保有することにより、あおぞら銀行とヤフーがあおぞら信託の共同株主となる。新しいあおぞら信託において、あおぞら銀行は銀行業務に関するノウハウ、人材の供給等の支援を行い、ヤフーはインターネット事業に関するノウハウ、人材の供給等の支援を行う。
あおぞら信託銀行は今年度中にあおぞら銀行を引き受け先として、普通株8億7500万円、転換予約権付き無議決権株式91億円の2種類の新株を発行。ヤフーは、これらをあおぞら銀行から譲り受ける。転換予約権付き無議決権株式をすべて転換した場合、同社は66.6%の株式を保有することになる。ヤフーによると出資額は全体で120億─130億円を想定している。
あおぞら信託銀行は現在、あおぞら銀行の100%子会社。ヤフーは約100億円を出資し、銀行法上の認可取得後に議決権の66.6%を取得。ヤフーの強力な集客力とネット事業のノウハウ、あおぞら銀の銀行業務ノウハウを持ち寄り、ネット専業銀行でナンバーワンを目指す。