ウイルスの名前はどう決まる?という記事より。
実は,ウイルス対策ソフトを開発しているメーカーのエンジニアがウイルス定義ファイルを作る過程で命名する。ウイルスにどのような名前を付けるかは,各エンジニアにゆだねられている。このとき,スラングや性的表現,政治や歴史的事件にかかわる言葉や人名の使用は避ける。また,ウイルス作者が自ら付けた名前は採用しないといったルールがある。
ウィルスの定義ファイルが作成される時に命名されているそうです。なるほど。
例えば、
「Nimda(ニムダ)というワームの名前は,管理者を意味する「admin」(アドミン)のつづりを逆に並べたものである」
「Beagleというワームは,感染時に作成する「bbeagle.exe」というファイル名から名付けられた」
「CodeRed(コードレッド)のように,エンジニアが解析時に飲んでいた飲み物の名前という例もある」
「W32.Bugbear@mm」の場合は、
最初の「W32」が,32ビット対応のWindowsパソコンに感染することを表す。そして,次の「Bugbear」(バグベア)が名前の本体になる。末尾の「@mm」は,そのウイルスが大量のメールを送信することを意味する
こんな複雑な意味になっているそうです。
ウイルスの名前を最初から各メーカーで統一した方がよいという声は,以前からある。しかし,実現はなかなか難しいのが現状だ。ウイルス対策メーカーからすると,少しでも早くウイルス定義ファイルを出すのが先決で,名前の統一は二の次になってしまうからだ。
ウイルスの名前を次々に考えていくのも大変そうです。