ヤフーが「ヤフオク!」「Yahoo!ショッピング」の料金体系の変更を発表し、出品料や出店料を無料化することを発表しました。随分と思い切ったことですが、ビジネスモデルを広告にするそうです。「ヤフオク!」「Yahoo!ショッピング」出店料など無料化、ヤフーがEC事業改革という記事になっています。
オークションサイト「ヤフオク!」では、個人の出品システム利用料を原則無料化するほか、ストアの出店料(月額システム利用料)を無料化する。
ショッピングモールサービス「Yahoo!ショッピング」では、ストア出店料と売上ロイヤルティを無料化する。さらに年内をめどに、個人によるYahoo!ショッピングへの出店を可能にする。
詳しくは記事をご覧頂くとして「ヤフオク!」では出品利用料やら、ストアの出店料やらが、そして「Yahoo!ショッピング」では出店料、ロイヤルティやらが無料になるということです。
気になるのは、こんなに色々と無料にしてしまって、ヤフーはどうやって儲けるのか? ということですが、孫正義氏「これまでのヤフーは間違っていた」、EC手数料「無料化」の意図説明 -INTERNET Watchという記事にまとめられています。
孫会長は「我々はeコマース革命を提案したい。摩擦係数ゼロの世界に発想を切り替えた」と語ったそうです。
収益に関しては、宮坂CEOが次のように語っています。
無料化により、ショッピングやオークションではどこで儲けを得るのかという質問には、「広告を中心にしていこうと考えている」として、現在でもショッピングやオークションで出品商品を目立たせるための広告商品を展開しているが、無料化により出品者数が増えることで、こうした広告商品へのニーズが高まることに期待したいとした。
ただし、すぐには広告料で収入源をカバーできるという訳ではなく「じっくり腰を据えてやっていきたい」ということです。
色々と無料になることで、利用者は爆発的に増えるでしょうか。楽天市場など、その他のショッピングモールの動きも気になりますね。