毎日新聞社、見出しで名誉棄損

毎日新聞社にネット速報見出しで賠償令という記事より。

中古家電の横流し問題の記事をめぐり、家電量販店最大手のヤマダ電機(群馬県高崎市)が会社ぐるみの不正のように報道されたとして、毎日新聞社に1200万円の賠償などを求めた訴訟の判決で、東京地裁は12日、「インターネットや携帯電話向け配信記事の見出しは名誉棄損に当たる」とし、110万円の支払いを命じた。

問題となった見出しは、次のようなものだったそうです。

ヤマダ電機 不要家電1600台横流し

なんとなく見た記憶があるのですが、確かにこれだと「ヤマダ電機」が横流しをしているように見えますが、実際には「収集運搬を請け負った業者の関係者が横流しした」ということでした。

記事中にはそのように記述されていたものの「記事の見出しだけを見ると、ヤマダ電機による横流しを報じたと認められ、社会的評価を低下させた」ということになっています。

「ネットや携帯電話のニュース配信については、見出しだけを見る読者も多く、名誉棄損に当たる」という判断だそうです。

確かにネットニュースの見出しは短い中にインパクトを持たせないとクリックされないので、このあたりのさじ加減は難しいです。