「ホイスハイボール」とは?

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浦和の酒場に「ホイスハイボール」を出す店があります。焼酎ハイボールが酎ハイ、ウイスキーハイボールは最近ではシンプルにハイボールと呼ばれますが、いったい「ホイスハイボール」とはどんな飲み物なのでしょうか?

ということで、調べてみました。簡単にいうと次のようなものらしいです。

・ホッピー=庶民のビール
・ホイスハイボール=庶民のウイスキーハイボール

焼酎をホイスで割ると「ホイスハイボール」

ということで「ホイスハイボール」というのは、焼酎を「ホイス」で割ったものだそうです。

ググッてみると「幻の酒」と書かれていることがあるのですが、あまりお目にかかれない代物なのでしょうかね。だとしたら、一度くらいは飲んでみたいところ。

知人から教えてもらったサイトにこんなのが。

幻の酒・ホイスとは? 居酒屋チェーン・一期一会グループ

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曰く「昭和30年頃。ビールやウイスキーはまだ、庶民にとって高嶺の花」であり、もっぱら飲まれていたのは焼酎であったと。

しかし品質が悪く味も匂いも強烈なだけで、そんな折に生まれたのがホイスだったみたいです。

庶民のあこがれだったウイスキーをもじって、ホイスキー。 転じて、ホイスと名付けられたこの酒は知る人ぞ知る「チューハイの元祖」なのです。 ホイスと焼酎と炭酸を、4:6:10の割合で割る…。そんな飲み方が、秘かなブームとなりました。

ということです。勉強になります。

今でも「ホイス」は東京は白金の後藤商店で、作り続けられているのだそうです。

先代社長が生み出したホイスの味を引き継ぐのは現社長だけで、一本一本、手作業で詰め込まれているのだとか。

ベースとなっているのは、ロシアの酒、ズブロフカ。 そこに、漢方薬であるトウヒとチンピ、南米産の強壮成分であるコンズランゴウとチラータなどを配合し、 さらにリキュールやワインなどの酒を加えています。

うーん、どんな味なんだろう。きっとさっぱりと飲みやすいものになっている予感がするのですが。

ちなみに「チューハイ」はチューハイ – Wikipediaがありまして、

蒸留酒を炭酸水で割ったアルコール飲料。もともと「焼酎ハイボール」の略称であり、焼酎のうちでも低価格で風味の乏しい甲類焼酎を炭酸水で割り、レモン果汁等で味付けして大衆酒場で供されていた飲み物だった。

と解説されています。

戦後にウイスキーハイボールが流行ったけれど、下町の庶民にはなかなか手が届かず、生まれたのが焼酎を炭酸で割った「焼酎ハイボール」略して「チューハイ」だそうです。

焼酎を炭酸で割る「チューハイ」に対して「ホイスハイボール」はホイスと焼酎を炭酸で割ります。つまりチューハイにホイスを入れれば「ホイスハイボール」ということになります。

「ホイスハイボール」の呑める店

なかなか「ホイスハイボール」の呑める店に出会ったことがありませんでしたが、東京駅の中で「ホイスハイボール」の呑める店を見つけました。それが「もつ焼き 栄司」です。

メニューにも大きく掲載されています。価格は390円です。他のサワー類が490円と考えると、かなりリーズナブルです。

こちらが「ホイスハイボール」です。色は茶色。確かにウイスキーを意識した色になっているのかもしれません。けっこうさっぱりとした呑み口だと感じました。

「もつ焼き 栄司」シャリキン梅割りに土鍋麻婆マルチョウが絶品!【東京駅】という記事を書いていますので「ホイスハイボール」が呑みたくなったら東京駅へ行ってみてください。