2024年10月2に「HHKB Studio」の新色モデル「HHKB Studio 雪」が発売されました。HHKBエバンジェリストとして試用させて頂いていたのですが、1つ確信したことがあります。このモデル、老眼に優しい。
「HHKB Studio」と老眼
50歳を過ぎた頃から、手元のiPhoneが見えにくいと感じるようになりました。老眼に対応したコンタクトレンズに変更したり、ピンポイントで使うための老眼鏡を試すなどして対応していました。
老眼というのは、近いものが見えにくくなるものだと理解していたのですが、徐々に「HHKB Studio 墨」のキートップの文字が見えにくくなっていることに気づいてしまったのです。
ここで告白しますと、初めてパソコンというものを使うようになったのが40年ほど前のPC-6601で、雑誌に掲載されているプログラム(BASIC)を打ち込んでキーボードの配列を覚えました。
当時は、タッチタイピングを覚えるためのソフトとかあったのかなぁ。まあ、あっても使わなかった気はしますが、とにかく我流でタッチタイピングを覚えてしまったのです。
日常的には、9割くらいはタッチタイピングなのですが、どうしても覚えきれていない記号などがあるのと、我流でホームポジションがないため、たまに視線をキーボードに落とすことがあります。
その時です。「あれ? キートップの文字が読みにくいぞ?」と感じるようになったのは。
調べてみると、老眼により水晶体のピント調節機能の低下や、瞳孔の働きが衰えることで、暗いところで物が見えにくくなることがあるそうです。これか‥‥。
ということで、やや見えにくさを感じつつも「HHKB Studio 墨」のタイプの心地よさは手放せないと思っていたところに「HHKB Studio 雪」の登場です。
半月ほど試したのですが、もう「見える! 見えるぞジョジョー!」的な感じです。墨のほうがカッコいいと思っていたのですが、目の負担を考えて完全に“雪派”になっています(白いのも昔のパソコンみたいで良いです)。
HHKBを使われる方の多くは無刻印かもしれませんが、ぼくのように「たまにキートップの文字を確認したい」という人で、老眼のケがある人には、強く「HHKB Studio 雪」をおすすめする次第です。
なお、ぼくは“かな入力”なので、実は普段の日本語入力に関しては、キートップは全く関係ないのですけどね(かなは描かれていないので)。
自分でも不思議なんですけど、たまにタイプしているときに、キートップに日本語のかな表記が見えてくることがあるのです。老眼の代わりに、何か別の力を宿したのでしょうか。
※より視認性の良い「黒の印字」を施したキートップセットもオプションであります。
関係性の明示
PFU製品のHHKBエバンジェリスト/ScanSnapプレミアムアンバサダーに就任しています。