2020年2月2日のGoogleロゴは「メアリー・サマヴィル」をモチーフにしたものとなっています。
メアリー・サマヴィルは、女性による科学への参加が非常に限られていた時代に活躍したスコットランドのサイエンスライター、博学者です。
スコットランドのサイエンスライター「メアリー・サマヴィル」
メアリー・サマヴィル – Wikipediaによると、1780年12月26日生まれ、1872年11月29日に91歳で亡くなりました。
メアリー・サマヴィルは数学と天文学を学び、王立天文学会の初の女性会員にノミネートされ、また海王星の発見に際して重要な貢献をした人物でもあります。
なぜ2月2日かというと、1826年2月2日にメアリー・サマヴィルの実験物理学論文の1つが、英国国立科学アカデミーであるロンドン王立協会によって読まれたことを記念しているということです。
それは女性著者による最初の論文となり、今日まで活動を続ける世界で最も古い科学出版物である「Philosophical Transactions(フィロソフィカル・トランザクションズ)」に発表されました。
「Philosophical Transactions(フィロソフィカル・トランザクションズ)」は1665年3月6日に創刊された、王立協会の発行する学術論文誌です。
フィロソフィカル・トランザクションズ – Wikipediaによると、フィロソフィカルは狭義の哲学を指すわけではなく、古い意味における自然哲学、現在でいう科学を意味しているそうです。
オックスフォード大学のサマヴィル・カレッジ、カナダのサマヴィル島、小惑星帯にある小惑星5771サマヴィル、月のサマヴィル・クレーターなど、メアリー・サマヴィルを称える名称が世界中にあります。