2018年5月29日のGoogleロゴは「ソレン・ソーレンセン」をモチーフにしたものとなっています。ソレン・ソーレンセンはデンマークの化学者で、酸性度の指標として水素イオン指数(pH)の概念を導入したことで知られます。
「pH」は、学校の授業で習った「ペーハー」ですね。昔はドイツ語読みの「ペーハー」で習ったのですが、日本の工業規格 (JIS Z 8802) の定める読みは「ピーエッチ」または「ピーエイチ」だそうです。
水溶液の液性は、液体に含まれる水素イオン H+ と水酸化物イオン OH− の多寡で決まる。液体中に存在する H+ の数が OH− の数よりも多いとき、その水溶液は酸性を示す。逆に、H+ の数が OH− の数よりも少ないとき、アルカリ性を示す。
H+とOH−の数が同じ時は「中性」となります。リトマス試験紙で調べたのも、懐かしい記憶です。
Googleロゴをクリックすると、水素イオン指数(pH)を当てる簡単なゲームとなっています。
トマト、タマゴ、ブロッコリー、レモン、洗剤、バッテリー、それぞれのpH(ペーハー)がアルカリ性か酸性かを選択していくというもの。シンプルですが、いくつか間違えました。みなさんは覚えていますか?
ソレン・ソーレンセン – Wikipediaによれば、1868年1月9日が誕生日なので、生誕を記念したロゴではありません。あくまでも「ソレン・ソーレンセンを称えて」というロゴのようです。
ソレン・ソーレンセンはデンマーク生まれの化学者で、コペンハーゲン大学で学位を取得し、カールスバーグ研究所でタンパク質のイオン密度の効果について研究し、1909年にpHの概念を考案しました。