Googleロゴが「はやぶさ(探査機)」をモチーフにしたものになっていました。
2010年6月13日、7年ぶりに小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還します。地球と火星の間の機動にる小惑星イトカワに着陸し、岩石を採取して帰還するという偉業です。
数々のニュースにもなっていますが、Googleロゴも「はやぶさ(探査機)」になり、その帰還を祝っているようです。
はやぶさはイトカワ着陸には成功したが、表面の岩石を砕くための弾丸が発射しなかった。それでも、イトカワにはほとんど重力がないため、着陸の衝撃で地表の砂などが舞い上がり、容器に入った可能性がある。カプセル回収に成功し、内部に砂などが入っていれば、人類が初めて手にする小惑星の試料となる。
本当にすごいですよね。小惑星まで行って、戻ってくるんですからね、7年もかけて!
大気圏再突入に向けた主な計画は次のようになっています。
・6月13日 19時51分(JST)頃:カプセル分離
・6月13日 22時51分(JST)頃:カプセル再突入
「はやぶさ」本体は、大気圏に突入して消滅します。岩石が入っていると思われるカプセルは分離され、パラシュートを使ってオーストラリアに落下する予定です。
その後地球への帰還軌道に乗り、2007年夏に試料カプセルの大気圏再突入操作を行ってパラシュートで降下させる計画であったが、2005年12月のトラブルにより、帰還は2010年に延期された。
ということで、本当はもっと早く帰還する予定だったのですね。
2006年1月26日には、次のような状態に陥っていました。
状況が少しずつ明らかになる。12月8日の姿勢喪失後、太陽電池発生電力が極端に低下し、一旦電源が完全に落ちた模様。搭載のリチウムイオンバッテリは放電し切った状態。かつ、バッテリの11セル中4セルは使用不能。また、化学エンジンは、すでに12月上旬には燃料をほぼ全量喪失した状態にあったが、この間さらに、酸化剤も新たに漏洩し、残量が全くない状態。イオンエンジン運転用のキセノンガスは、12月に通信が不通に陥った時点の状態の圧力を保っており、残量は約42 – 44kgと推定。
よく戻ってきましたよね、本当に。
▼惑星探査機 はやぶさ (1/32 スペースクラフト NO.01)
▼見えてきた 太陽系の起源と進化 (別冊日経サイエンス 167) [大型本]