ラベルプリンターってご存知でしょうか。その名の通り、ラベルのような細々としたものを印刷するプリンターです。コンビニのレシートを想像してもらうと良いですね。
熱に反応する感熱紙という専用紙を使うのですが、そのせいで摩擦で変色するというイメージがずっとあったのですね。しかも単色でしか印刷できないとか。
デメリットはいくつかあるのですが、でもそれって、もしかしたら味わいに変わるんじゃない!? そのチープな感じがいいんじゃない!?
と思って、試しに「Phomemo M02S」というラベルプリンターを購入してみたところ、これが楽しくて!
なぜラベルプリンターか?
個人的に、ですけど、なんとなくプリンターには思うように使いこなせないという思い込みというかトラウマがありまして。
そもそも年に何度も使うものではないし(自分の場合)、場所も取るので、ブロガーとして独立してからは自宅でプリンターを使った記憶はほぼありません。
でも、自分でハンドメイドグッズを作るようになってから、
・説明書のためのQRコードを同梱したいな
とか、
・ロゴステッカーを入れたいな
とか、そんなことを思うようになりました。印刷に苦手意識があるので、ステッカー印刷を依頼するのも調べたけど戸惑いました。
大きなプリンターは欲しくないけど、小さいプリンターがないかな、と思って探して行き当たったのがラベルプリンターだったというわけなのです。
最初はやっぱり「摩擦で変色するんじゃない」とか「単色だしな」とデメリットに感じたのですが、むしろハンドメイドグッズに添えるなら、そういうチープな感じも楽しいんじゃないの!? と思い直しました。
なぜ「Phomemo M02S」か?
調べるといくつかのメーカーからラベルプリンターは発売されています。そんな中でも親近感を持ったのが「Phomemo」という製品でした。
Amazonでもメーカーが販売しているし、アプリも日本語化されています。さらにロール紙の消耗品もきちんと種類があって、継続して使うための安心感がありました。
さらに「Phomemo」にもいくつか機種があるのですが、どうも最新モデルの「Phomemo M02S」が複数サイズのロール紙が使えるようだと分かり「これだ!」となりました。
Amazonだと9,700円なのですが、10%オフクーポンもありまして。こりゃありがたい、と購入しました。デザインもかわいいんですよね。
まだラベルプリンター沼の入口に立っている状態ですが、どうも文房具好きとか、ノート好きの人たちは、このラベルプリンターというやつを便利に使っているようですね。いろいろなカスタマイズをするのに。
アプリ内に収められているテンプレートを見ると、整理整頓のために使っている人も多いんだろうなぁ、とヒシヒシと感じます。これ、もう少し早く知ってたら、子供が小さいときの持ち物にもバンバンと名前シールを貼った気がしますね。
「Phomemo M02S」開封の儀
Amazonプライムですぐに届きました。
キノコのロゴがかわいい!
パッケージもちゃんと日本語です。
箱を開けるとエアメール風のデザインの本体が見えます。
定規で測ったサイズは約8.5 x 8.5 x 4cmです。持ち歩きできるコンパクトサイズ(重量は190g)。
用紙が出てくる排出口ですが、レシートのようにカットするためのカッターがついています。ここでビリビリとカットします。microUSBで充電して使用します。
「Phomemo M02S」使い方
横のボタンをポチッとするとガバッとなります。中にロール紙が一つはいっているので、周囲の保護紙を外してセットします。最初の設定としてはこれだけ!
アプリを起動して接続すれば、すぐに印刷できます。これはネタフルの謎記号で、カメラロールにあったものをとりあえず印刷してみました。
「Phomemo M02S」で印刷しているところを撮影した写真をさらに印刷したところ。カットしたところのギザギザがかわいくないですか!? たまらない! このチープな感じがたまらない!
連続して印刷も可能です(枚数が指定できる)。これをカットしてハンドメイドグッズに同梱したら楽しいな、と思っています。
松のやのカツカレーです。
どちらかというと、グラデーションではなく濃淡がはっきりしているもののほうが印刷は得意かも?
なので、マンガのコマとかイラストとか、けっこうキレイに印刷できると思います。解像度は300dpiです。
マンガ家がファンに会ったらその場でスマホから一コマ印刷して(本当に印刷スピードは速い)、空きスペースにサインとか書いたら最高のグッズになると思いますね!
「Phomemo M02S」のアプリ
アプリの画面です。
シンプルで分かりやすいデザインです。微妙に日本語がおかしいところもありますが、許容範囲です。
カメラロールの写真を印刷したい場合は「写真印刷」から選ぶだけです。
接続が切れている時は「Phomemo M02S」の電源をれて入れて、右上の「連続解除済」をタップすれば、すぐに接続できます。設定アプリからBluetoothの設定を開くこともありません。
印刷設定の「細い」「標準」「太い」というのは、たぶん「薄い」「濃い」の間違いかな、と思います。枚数指定もできますね。
イラストも用意されていますので、何も考えずにこういうものを使っちゃっても簡単。
他にもテンプレートも用意されていて「なるほど、こういう使い方ができるのかぁ」と感銘を受けました。
けっこうラベルプリンター業界って、ユーザー数も多いし、深いのかもしれませんね。これまで全く気づかないエリアでしたが。
「Phomemo M02S」の良いところ
「Phomemo M02S」は想像以上に楽しくて、けっこう使える場所が多そうなのですが、現時点で「ここがイイ!」と思っているポイントをまとめておきます。
1. メーカーが販売している
2. 日本語が使える(マニュアルも)
3. Bluetoothで簡単に繋がる
4. すぐに印刷できる(速い)
5. 用紙が選べる(15mm・25mm・53mm)
6. インクがいらない
7. バッテリー駆動(1,000mAhで3〜4時間)
カラーバリエーションはグリーン、パープル、ブラック、ホワイトの4色です。
特にプリンターに苦手意識があるような人には、インク交換の必要がないというのもメリットではないでしょうか。
ロール紙を変えるだけでOKというのはシンプルで分かりやすいです。もちろん、その分、単色での印刷に限られるのですけどね。
用途次第ですし、単色で何を作ろうかって頭の体操も楽しいものです!
ということで、久しぶりに自分でプリンターを購入したのですが「Phomemo M02S」は楽しくて大正解でした! これは持ち歩いてしまうよね〜!
追記:ラベルプリンターでひとコママンガみたいなイラストをステッカーとして印刷するの最高に良いよ!
↓追加のロール紙もAmazonで購入できます。
↓ブルーもあります!
↓柄入りもあります!