えっ、これがスキャナーなの!? と誰でもきっとそう思うはず。の、新しいコンセプトのスキャナー「ScanSnap SV600」がPFUから発表されました。
恐らく、動画で動作している様子を見てもらうのが一番の近道だと思うのです。
うーん‥‥‥‥‥すげぇ!!!
光を照射してスキャンするとか、近未来を感じますね。SF映画にこういうシーンがあるじゃいですか。
スキャナーというと“給紙”をイメージしますが「ScanSnap SV600」は、そこにスキャンしたいものを置くだけ。だから、サイズの大きいものや柔らかいものでもスキャンしやすいですね。
本をスキャンするのであれば、湾曲を自動補正する「ブック補正」や「ページめくり検出」機能も搭載しているそうです。ページをめくるとそれを認識してスキャンしてくれるのですね。
用途として、
大切に保管しておきたい書籍や紙焼き写真、とじられた契約書原本などの重要書類、クレヨン・絵の具などによる絵など表面に触れることで傷む可能性のある原稿も、読み取り面に触ることなく手軽にスキャンできます。
ということが挙げられているのですが、そうなんですよね。“給紙”できないけど保存しておきたいものもある訳ですよ。
名刺をバラバラに置いても「マルチクロップ機能」で、それぞれを認識して切り抜いてくれます。
スキャナーの進化って、こういう方向性もあったのですね。驚いています。
ちょっとコイツにも似ていてカワイイですね!
PFUダイレクトでの価格は59,800円です。2013年7月12日より発売開始の予定。Mac向けソフトウェアは2013年秋に無償ダウンロード提供の予定とのこと。
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もちろん、仮に店頭使用が違法になったところで、自分の家でのスキャンを禁止することはできないので、本を買ってスキャンして元の本を中古書店に売って(以下繰り返し)は合法的に行えます(これまた倫理的問題は別)。今までも裁断本は同じことができていたわけですが、今回はページをめくっただけのさらの本でできてしまうので影響は甚大でしょう。
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問題は、図書館とGEOのマンガレンタルのような書籍レンタルサービスが最強の違法自炊ファイル供給源になってしまうこと。
図書館なら無料で、GEOなどのマンガレンタルも極めて安価な価格で書籍のレンタルが可能であるため、古本屋が霞むほど面倒な状況に直面することになります。