湘南ベルマーレの曹貴裁監督によるパワーハラスメント疑惑が報じられ、Jリーグの調査も入ることになったのですが、続報として選手とスタッフが退団していたことが伝えられています。【湘南】曹監督パワハラ疑惑、3選手とスタッフ2人が退団していたという記事になっています。
J1湘南で、2018年2月~19年7月まで、少なくとも3人の選手と2人のスタッフが曹貴裁(チョウ・キジェ)監督(50)からの暴言などによる精神的苦痛とみられる症状でチームを退団していたことが12日、複数の関係者への取材で分かった。
記事によると、3選手が「練習場に通うことができなくなり、通院して治療を受けた」そうです。3選手は既に退団しています。
スタッフ2人も、メンタル面の異常を訴えてシーズン中にチームを離れたと伝えられています。
指揮官が視界に入るだけで吐き気を催したり、過度なプレッシャーから公式戦の試合前に嘔吐(おうと)してしまう選手もいたという。
これからJリーグの調査も入りますし、クラブ側は監督の言動を「指導・教育の範囲内」としているということなのですが、ハラスメントは被害を受けた側がどう感じているか、なので、実際にパワハラで治療を受けていた選手やスタッフがいたのだとしたら、かなり深刻です。
複数選手心折れ練習困難、湘南曹監督パワハラ謹慎へという記事によると「選手、スタッフの前で扇風機を蹴飛ばし、壊した台数は複数。激高してペンを床にたたきつけることもあった」そう。ひと昔前なら熱血監督で済んだのかもしれませんが‥‥。
湘南ベルマーレは「本日より曺監督はJリーグの調査が終了するまで現場での指揮及び指導を控えることとします」と発表しています。
湘南ベルマーレの躍進は曹貴裁監督の功績であることは疑う余地はありませんが、その陰でパワハラが横行していたのだとすると問題です。いずれにせよJリーグの調査待ちということになりますね。
追記:
▼J1湘南監督のパワハラを調査 リーグに匿名の通報(共同通信) – Yahoo!ニュース
7月にリーグ側へ匿名の通報があり、近日中にクラブから聞き取りを行う予定。
▼パワハラ疑惑に揺れる湘南…5年前に退団した選手が“証言” | ゲキサカ
阿部はチョウ監督のパワーハラスメント疑惑に関する報道があった12日、自身のツイッターを更新。「受け取った人の主観だから1つの大切な意見」と前置きした上で、「ただおれには愛にしか感じなかった!」と綴った。