浦和レッズ、来季監督にフォルカー・フィンケ氏?

浦和の来季監督に理論派フィンケ氏という記事より。

浦和の来季監督にブンデスリーガ2部のフライブルク元監督フォルカー・フィンケ氏(60=ドイツ)の就任が決定的となっていることが10日、分かった。浦和と提携関係にあるバイエルン・ミュンヘンから推薦された候補の1人で、すでにクラブ関係者が接触済み。同氏は若手育成に定評があり、徹底したパスサッカーを掲げる理論派。

浦和レッズの来シーズンの監督に、ドイツのフォルカー・フィンケ氏の就任が濃厚という記事です。ゲルト解任は既定路線なのですね。

若手育成に定評があり「徹底したパスサッカーを掲げる理論派」というところに期待がかかります。

提携しているバイエルンから推薦された候補の中で、クラブが掲げる「育てながら勝つという方針」に最も近かったのがフィンケ氏だったということです。

同氏は91年にフライブルクの監督に就任。2部と3部を往復していたクラブを93年に初めて1部に昇格させた。世界各国から素質ある選手を集め、育てながら積極的に起用。ミドルシュートを好まず、徹底したパスサッカーを目指す戦術で、金銭的に苦しい地方クラブを上位クラブと対等に戦える実力に押し上げた。

その手腕はオシム氏も評価しており「ドイツのオシム」と評価する人もいるほどだそうです。どこまで期待させるのでしょうか。

07年までフライブルクの「全権監督」としてドイツのクラブを代表するような若手育成部門を編成し、クラブの黒字経営にも貢献。2部降格した際にも手腕の評価は変わらず、解任されることなく、再び98年、03年と2部から1部に昇格させた。

もし監督に就任したら、最低でも5年くらいは安心して任せられるのでしょうか。今までいなかったですね、こんな監督。

2006年シーズン終了時に辞任を発表した際は、サポーターから辞任反対運動が起こるほどだったということです。

掲載されている写真がこれなんですよ。

2008-11-12_0440.png

癒されます。

2ちゃんねるにこんなコピペがありました。

320 :U-名無しさん@実況はサッカーch:2008/11/11(火) 04:20:12 ID:sTt3iDHk0

2000/01シーズン

監督のとる基本戦術は3-5-2。ブンデスリーガではかなりのチームが採用しています。

ドイツのファンに言わせるとそれぞれ微妙に違うのがミソなんだそうですが、傍目にはなかなかそのミソの味が分かりません。

 フライブルクの3バックは、リベロをおくタイプ。そのリベロはスイーパーとかフォア・リベロと一口でくくれないほど、

前後左右文字通りの自由が与えられているようです。位置的にはディフェンスライン最後尾ということになっていますが、

連携面では他のDFとの横の関係よりも中盤との縦の関係でのポジショニングが重視されるようです。

リベロが最終ラインから大いに離れた際には、残りのDFが中に絞り、中盤左右アウトサイドが戻って4バックを形成します。

また、中盤が前掛かりになる際にはリベロがボランチ役としてフォローに回りますので、

同様の4バックでMFがダイヤモンド型の4-4-2へとフォーメーションがシフトします。尚、ディフェンスは全面ゾーンで行います。

したがってマンマーカー2人+スイーパーという典型的なドイツ伝統3バックとは異なるというわけです。

その分GKの守備範囲は縦軸が狭くなる寸法です。

 中盤はアウトサイド2人に守備的1、攻撃的2のかたちですが中の三人でポジションチェンジを頻繁に行います。

ですから厳密な意味での「司令塔」や「ボランチ」はいないのかもしれません。加えてリベロが攻守ともに頻繁に絡みますから、

フォローに回る両サイドへの負担はかなり大きいシステムとなります。サイドMFが引き気味なので、

2トップは一方がサイドに開くかたちになります。

こんなサッカーを見てみたい。

↓こんなのも紹介されていました。

浦和レッズの新監督に… – Neues neues leben

それでも彼を推す理由はまだある。number内で、元ジェフ千葉、現グルノーブル(フランス)のGMである祖母井氏が、次に一緒に仕事をしたい監督としてフィンケ氏を挙げているからだ。つまり、フィンケ氏をレッズに招聘できれば優秀なGMも連れてこられ、一石二鳥ではないかと(汗)。

湯浅健二の「質実剛健! ブンデスリーガ」

さてフォルカー・フィンケ率いるフライブルク。現在11位。勝ち点を考えればまだまだ降格候補の一角を占めてはいる。それでも、彼らが展開する高質サッカーには、長期的には絶対に大丈夫だと確信させてくれるコンテンツが詰め込まれている。とにかく攻守にわたるプレーが、自分主体で積極的、それに常にリスクを冒す心の準備があると感じさせてくれるのだ。そのベースは、もちろんチームに深く浸透した高い守備意識。本当によくトレーニングされたチームである。