不可解なジャッジにサポーター同士のいざこざ。11試合ぶりの黒星と、非常に後味の悪い試合になってしまいました。
試合開始前から、アウェイのガンバ大阪サポーターが席から、南ゴール裏の浦和レッズサポーターに向けて何かを投げ込みました。
後から分かったのですが、水風船を投げ込んでいたということです。もちろん観戦しているサポーターに当たる様子は遠くからでも分かりました。
南ゴール裏は座ってみる人が多く、年配の人や子供連れが多いのです。そこに向けて、モノを投げ込み挑発行為を続けるなんて‥‥。
そしてサポーター同士を引き離すための緩衝帯の柵をつかみ、あおり続けるガンバサポーター。何やら不穏な空気のまま試合にイン。
試合中、得点が入るたびに挑発行為は続けられ、試合終了後、ついにレッズサポーターの怒りが爆発し、柵を挟んでやり合っているように見受けられました。
レッズサポーターから投げ返されるのも見えたので、恐らくペットボトルも飛んでいたと思いますし、旗竿の竿部分が飛んでいるのも見えました。
結果的に、レッズサポーターがガンバサポーターを囲み謝罪を求め、ガンバサポーターがそれに応じて収束したということです。
先日の鹿島アントラーズの人文字も問題になりましたが、今回のガンバ大阪の投げ込み行為は、実際に子供にも当たっているらしく、母親が抗議していたという話も目にしました。
あれだけしつこくモノを投げ続け、さらにサポーターに向かって挑発行為を続けるのを、ぼくはスタジアムで初めてみました。
試合開始前に水風船が投げ込まれていた時点で、何らかの対処ができなかったのでしょうかね‥‥子供も多く観戦しているだけに、本当に残念です。
ガンバ大阪サポーターが埼玉スタジアムで浦和レッズサポーターに取り囲まれた、ということでニュースになっていますが、ぼくがバックスタンドから見ていたのはこういうことでした。
追記:両クラブからアナウンスが出ています。
試合内容に関しては今季最高だったという声も多いですが、確かに失点を繰り返しながらも追いつけそうだった内容は良かったと思います。
ただ、個人的にはエジミウソン、高原が孤立していたり、パスを出して足が止まってしまうシーンも散見されたので、まだまだ走らないといけないんではないかと思いました。
そういう意味では、梅崎、相馬は非常に良かったです。堤も試合毎に進化しているのが分かるし、久しぶりの鈴木啓太もさすがと思わせるものがありました。
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「喜ぶといっても限度がある。相手を傷つけたりナメるようなことはしてはいけない。あんなことをするのはプロじゃないし、場所を考えてやらないと、こっちも黙ってない」と闘莉王がまくし立てた。
▼G大阪と浦和のサポーターが試合後にもみ合い…警官200人出動
浦和東署などの調べでは、ガンバのサポーターが水を入れた風船をレッズ側の観客席に投げ入れたことをきっかけに、レッズのサポーターが謝罪を要求。サポーターを隔てる柵を挟んで、ペットボトルや応援用の旗ざおを投げ合い、柵が倒されるなどした。
岡田正義主審(49)の誤審の数々も狂乱に拍車をかけた。前半ロスタイムには浦和ボールのスローインを逆に裁いて、G大阪の2点目に直結させた。さらにG大阪MF明神が不在にもかかわらず、後半開始の笛を吹くなど混乱状態。
ピッチ上で異常に気づいた浦和・岡野がやめるよう声をかけたが、暴徒化したサポーターは止まらなかった。
従来の例によれば、処分の対象は主催クラブに限定されており、浦和には厳しい逆風が待ち受ける。また、藤口社長は現時点で暴動を起こしたサポーターへの処分や、緩衝地帯の拡大などは考えていない方針を明かした。
誤審と暴動騒ぎで、普段は陽気なエジミウソンのテンションも低め。「G大阪は(審判の分)1人多い感じだった。高原が倒されたのはPKだしスローインも相手にとられた」と、主審の判定にかみついた。
一時は約1000人のG大阪サポーターを、約5000人の浦和サポーターがスタンド外で待ちかまえ、地元警察、機動隊、警備員が大挙して出動する物々しい空気につつまれた。結局、試合後約3時間半後に、双方のサポーター代表が話し合って収拾をはかった。
17日午後4時ごろ、埼玉スタジアム(さいたま市)で行われたサッカーJリーグ1部(J1)浦和レッズ対ガンバ大阪の試合終了直後、観客席にいた両チームのサポーターがもみ合いになり、男性が観客席から約4メートル下に転落した。
浦和東署の調べでは、ガンバのサポーターが水を入れた風船をレッズ側観客席に投げ入れたことをきっかけに、レッズのサポーターが謝罪を要求。もみ合いになったという。
結果だけが伴わなかった試合との認識なのだろうか、選手にそれほどのショックはない。闘莉王は「開幕2連敗でも首位に立った。負けることもある。またやり直したい」と気持ちを切り替えた。
リーグ戦で浦和の無敗試合は10で止まった。エンゲルス監督は「内容のいい試合ができたのに、結果が違った」と悔やんだ。
右肩を痛めながらボランチとしてフル出場した田中マルクス闘莉王は「内容は悪くなかった。3点取られたら、4点取るのは難しい。最後まで、みんな体を張って戦っていたと思う」と話した。
浦和がG大阪に2-3で敗れ、11試合ぶりに黒星を喫した。名古屋が札幌に3-1で勝ち、浦和と勝ち点26で並んだが、得失点差で浦和が首位を守った。
アウェー浦和戦で味わう6年ぶりの勝利は格別だった。第3節から無敗だった首位浦和を敵地で叩いたG大阪の西野監督は「普通の試合で勝つのとはまた別だからね。また歴史をつくれたと思います」と大一番で意地を示した選手を称えた。