埼玉スタジアムで行われたACL準決勝第2節、1-1の引き分け以上ならばすんなりと勝利だったのですが。
アウェイで2-2、そしてホームでも2-2と、なんとも壮絶な試合となりました。
ワシントンが前半に先制するも、しかし後半に逆転され、長谷部の得点で同点に。浦和レッズの疲労の色は濃く、しかし城南一和の足は止まらない。
本当にタフなチームだと思いました(ラフでもあったけど)。
エースのモタがケガで来日しなかったので、もっと楽な試合運びになるかと思いきや、全くそんなことはなく、かえってチームがまとまってしまったように印象さえありました。
延長30分を闘いきり、試合はPKへ(その時の様子はコチラで)。
都築が素晴らしいセープを見せ、最後に平川がきっちりと決め、試合終了。埼玉スタジアムは歓喜の渦に包まれました。
19時30分にスタートした試合が終わったのは、22時30分でした。
決勝戦の相手は、川崎フロンターレが破れたセパハンに決まったようですね。ホームの試合は11月14日です。
勝てばアジアチャンピオン、そしてクラブワールドカップへの出場権を獲得します。世界へ。
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オジェック監督は抱きついてきたエンゲルス・コーチと達成感に浸った。闘莉王が叫ぶ。「レッズはここまで強くなった。こういう試合に勝てるのが強さ」。苦しみ抜いて、日本勢初となる決勝への切符をもぎ取った。
「狙い通り。FWはトラップとシュート。この2つをしっかりやれば点は取れる」
「勝利の女神がどちらにほほ笑むかは、わずかな差だった。両チームとも延長に入ってもスピードあるサッカーをして、いい印象を与えられたと思う。ロッカールームで選手を褒めました」
「パスをもらう時、踏ん張ったら左太腿裏に電気が走った。(筋肉が)切れたね」。序盤から猛然と走り続けたツケか。決して自ら弱音を吐かない闘将がベンチに「×」印を送り、担架で運ばれた。
クラブ側は既に来季の助っ人として新潟FWエジミウソンを獲得することが有力となっている。だが、その動きが表面化すると同時に量産が始まった。最近3戦で実に5発。
浦和では「ミスターACL」と呼ばれる。敵地の情報を入手する強化担当の北野大助氏。決勝で対戦する可能性があるイランとUAEの視察も既に完了。
関係者によると、代表戦ではロッカーに下がって見ないPK戦も、珍しくモニターで見ていたという。
「便を飛ばす場合は250人くらいサポーターも乗せるかもしれない。入国がすんなりできるように大使館に働きかけたい」
「うちには闘莉王、ヤマさん(山田)といういいキッカーがいますから、みんな全然練習しなかった」ユニバーシアード日本代表主将以来のキッカーを果たした平川が語った。
PK戦でポンテ、ワシントン、阿部に続いて決めたのはともに28歳の中堅、永井と平川。オジェック監督はPKの順番について「4人目から決まっていなかったが、2人が“やります”といってくれた」と告白。
▼ワシントン先制怪傑弾!頼れる“覆面ヒーロー”ACL初ゴール
本人も「ゾロ、ゾロ」とお気に入り。幼いころから見ていた怪傑ゾロに変身した。「普通と違う感覚だったけど、何とかやれた。ゾロのポーズで喜ぶのを忘れたけどね」。