少し前なのですが、老舗困った! 「すし」に異変、人気はサーモンへ マグロ後退なる記事がありました。曰く「マグロに代わってサーモンが主役の時代になろうとしている」と。
サーモンは、値段も手ごろでマグロのトロ同様に脂がのっていることから、海外では以前から人気のあるネタ。日本に逆進出し、国内の回転ずしでは主役の座に上りつめた。伝統のすし文化が揺らぐ中、江戸前の老舗にはサーモンをすしネタに使うことに対する抵抗感が強い。
ぼくが子どもの頃は、サーモンの刺身なんて見たことなかったですね。一般的に食べられるようになったのって、ここ10年とか20年くらいでしょうか?
輸送技術が向上したんですよね。確か、ノルウェーからは24時間くらいでサーモンが届く、なんていうのを「築地魚河岸三代目」で読んだことがありますよ。
サーモンは回転寿司でも食べますし、炙りサーモンとか焼きサーモン、アボカドサーモンとかバリエーションも豊富です。個人的にも好きな寿司ネタです。
が、江戸前の寿司にはサーモンはない、と。
場内市場にあるすし店「寿司大」では、2、3年前からネタとしてサーモンの取り扱いを始めた。漆原訓店長は「サーモンを使うのは抵抗があった。外国人や日本人の若者からサーモンが食べたいという要望が多かったことから、ネタに加えることを決めた」と話す。
なるほど他にも、銀座の久兵衛や浅草の弁天山美家古寿司など、老舗の江戸前寿司ではサーモンの取り扱いをしない、という話が紹介されています。
「江戸前ずしは冷蔵庫がない時代、生のまま食べられるネタを使ってきた」と。
しかし、サーモン人気は上昇しており、ミツカンによる「主婦の好きなネタ」で上位に顔を出すなど、各種の調査で1位に選ばれるなどしているのだそうです。
サーモンが大好物だという7歳の娘を持つ埼玉県川口市の主婦(31)は「マグロに比べて安く、子どももたくさん食べられる。家の食卓によく並ぶ」と話す。日本人の好みは、トロなどの脂ののった刺し身に移ってきた。そうした「脂志向」の中で、割安なサーモンに人気が集まってきたともいえる。
値段が安い、というのも少なくないようです。
で、そんな「人気はサーモンへ マグロ後退」の記事の下の方で読者アンケートが行なわれていました。
日経新聞ですし、恐らくいい年の男性読者からの回答が多いんじゃないかな、と思いつつアンケート結果を見ると‥‥
「回転すしならともかく、本格的な江戸前すしが出すネタではない」などの意見がありつつも、87.9%と9割近い人から寿司ネタとしては認められているようです。
で、気になる人気のネタです。マグロはどうなっているでしょうか?
なんと、1位はマグロトロでした! やはり根強い人気があるのですね〜。
5つまで選択できるということで、寿司屋に行ったら食べる定番の5ネタとして考えると、上位は次のようになっています。
1位 マグロトロ
2位 ウニ
3位 マグロ赤身
4位 アジ
5位 アナゴ
なかなか渋いランキングですね。まさかウニとかアナゴがランクインしているとは。
ちなみに、サーモンは6位、それに続くのがハマチとなっています。やはりサーモンも寿司ネタとしては定番化しているのでしょうね。
ぼくですか? ぼくが大好きなのは、えんがわです!!
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