仕様はプレミアム、価格はレギュラー「一番搾り」大変身

プレミアムビール“安売り”攻勢! キリンが「一番搾り」を大リニューアルという記事より。

これまで使っていたコーンやコメといった副原料の使用を取りやめ、麦芽とホップのみでの製造に切り替える。つまり、仕様を従来のレギュラービールから、麦芽100%のプレミアムビールに変更するというわけだ。

やるな、キリン‥‥。

「キリンビールが3月に発売する新商品が業界に波紋を投げかけている」ということですが、なんと「一番搾り」が価格そのままにプレミアムビールになってしまうのだそうです。

1990年の一番搾りの発売時、レギュラー価格にするか、プレミアム価格にするかで社内の議論が続いたのは有名な話。

さらに今回は仕様をアップグレードさせるということで、プレミアムなプレミアムビール、でも安い、みたいな感じでしょうか。

プレミアム戦争と呼ばれた昨年のサントリーとサッポロの戦いはサントリーの“安売り”に軍配が上がり、エビスはプレミアムモルツに逆転されてしまった。

サントリーの2008年は他社より値上げを遅らせることで売上を伸ばし、さらに史上初のシェア3位まで記録しました。ここまでくると、キリンとしても黙っていられない、ということろなのでしょう。

キリンはあくまでもレギュラービールとして売るそうですが、麦芽とホップのみになれば、かなり風味も変わるでしょうね。

個人的にはプレミアムビールはちょっとしたご褒美のつもりで買っているのですが、割安に出てくるとなると‥‥はてさて? 3月の新製品が楽しみだー。