たまたま外国人観光客の人に日本で食べたいものを尋ねたところ「吉野家、てんや、かつや」という答えだったというツイートが話題になっていました。個人的にも、その理由に共感しました。
なぜ日本のファストフードが食べたいのか?
吉野家もてんやもかつやも、いわゆるファストフードのチェーン店です。日本中、どこでも食べられますし、画一化した味でもあります。
わざわざ日本に観光でやってきて、あえて食べるものでもないのでは‥‥と日本人の多くが思うのではないかと思うのですが、果たしてその理由とは?
こちらのツイートです。
たまたま外国の観光客の方に話を伺う機会があり、日本で何食べたい? と尋ねたら「吉野家、てんや、かつや」との答えにビックリ。なんで?と聞いたら「日本人が普段食べているモノを食べたい。日本人は毎日高いスシを食べないでしょ」と。
彼らは今の日本文化を体験したくて来ているんだ、と思ったっす pic.twitter.com/tJkuGqc9ZQ— 栗原祥光京都ぼっち出張 (@yosh_kurihara) 2019年1月10日
あえて日本でファストフードを食べたい理由は「日本人が普段食べているモノを食べたい。日本人は毎日高いスシを食べないでしょ」というもの。
なるほどねぇ!
旅で「常食」を食べたい
もちろん日本ならではのお高めの料理を食べたいと思ってやってくる観光客も多いでしょうが、個人的にも普段食べられているものを食べる、というのは、非常に共感するところがあります。
というのも、ぼくも海外旅行に行くと、地元のスーパーに行ったり、地元の人が普段食べているような料理店に入りたいんですね。
よくよく考えたら、海外でなく、日本でもそうでした!
国内をあちこち旅行して、地元の人が食べているような食堂や大衆酒場に入ったりするの、大好きでした。
その土地々々を体験するというのは、その土地々々で日常的に食べられているもの食べる、というのも一つの方法ですよね。
さて、その土地々々で日常的に食べられているものは「常食」と呼ばれます。このキーワードを知ったのは、10年ほど前のことです。
常食とは?という記事を書いたのですが「駅前の歩き方」というマンガで知りました。
つまり「吉野家、てんや、かつや」を食べてみたいといっていた外国人観光客は、日本の「常食」を食べてみたかったということになりますね。「常食」から体験する食文化です。
あまり外部に知られることのない、ひっそりと食べられ続けている「常食」は日本、いや世界中にたくさんあります。今後の旅でも、ぜひとも「常食」を探し、食べ続けたいものです!