「起業会議」に参加

お茶の水デジハリで行われた無敵会議シリーズ「起業会議」に参加してきました。忘年会議、アクセス向上会議に続く3回目でしたが、個人的にはもっとも楽しめました。なぜなら、グループ会議で決勝に残ったから(笑)

議事録はPCでガシガシ取られている方が数名いらっしゃったので、どなたかがブロガーであることを期待して、ネタフルではためになった部分をピックアップいたします。

今日は「起業会議」ということで、ネットエイジの西川社長、デジハリの藤本社長、そしてデータセクション社長の橋本さんの3人を百式田口さんがモデレートする形でディスカッションが行われました。

いくつか質問がありましたが、最初に気になったのは「尊敬している社長は?」の問いに対して西川社長の「孫正義社長」との答え。とある講演で、1時間半の間、原稿無しにとつとつと話されたそうです。西川社長は孫マジックにかかったとおっしゃっていましたが、実はこの原稿を見ないで話す技術というのは、経営者にとっては必要不可欠なのではないかと思っています。やむを得ない場合もあるかもしれませんが、何かを読みながら、というのは見ている方も白けてしまう場合が多いのではないでしょうか。政治家が官僚の作った答弁を読み上げるのは見飽きるように、できる経営者は自分の言葉で語れるのではないかと思っています。いわゆるビジョンというやつでしょうか。

例えばAppleの基調講演はJobsがまるでロックパフォーマンスを繰り広げるように行いますが、一度東京で当事社長だったギル・アメリオの基調講演を見て、原稿を読み上げるものでひどくがっかりしたのを覚えています。既定路線なのかもしれませんが、それを感じさせない“マジック”を求めているのかもしれません。

もう一つの質問「一番参考になったリソースは?」という質問に対しては、お三方は次のように答えられました。

橋本さん「尊敬できる人の意見」

西川さん「グロービス堀氏のケースで学ぶ起業戦略ベンチャー経営革命、増田茂氏のメガベンチャー

藤本さん「成功した人の側にいき、負けたくないという悔しい思いをする。日経産業新聞を全て読む。スゴ録でニュースを録りまくる」

橋本さんのお話は等身大、そして藤本さんのお話は具体的で分かりやすい印象でした。特にスゴ録のキーワード録画でニュースを録りまくるというのは、ぼく自身がスゴ録を使っているせいか非常に親近感が湧きました。リアルタイムでテレビを見ることがほとんどなくなったというのも同感です。

さて、続いてはお馴染みの会議だったのですが、今回はCNET Japanから賞金10万円が出ています。みなさん気合いが入っていたようです(笑) お題は「CNET Japanのリソースと何かを組み合わせて1年後に月商5,000万円になるビジネスモデルを考える」というものでした。真っ先に思いついたのは「CNETAFULL」という駄洒落。CNET Japanのリソースと組み合わせながら、ネタフルブランドでビジネス展開していくと言う、我ながらこじつけにしては良くできたアイデアだと思ったのですが、残念ながら落選しました(笑) 優勝した方のアイデアは今後実際に取り入れられるかもしれませんので、ここでは書かないでおきましょう。

続いてグループ会議を行いました。ぼくのグループはChangeLogのたつをさん、たつをさんの後輩、育たまのshinyaさん、そして青森からやってきた成功本の聖幸さんでした。こんなところで聖幸さんに会えたよ、ついてる!

ということで、お題は先ほどと同じでグループ会議となりました。我がグループではCNETの「C」を「うれC」「たのC」「Cあわせ」に見立て、お布施を集めるなどちょっと宗教がかったビジネスモデルを考案したのですが、それがなんと最終選考まで残りました。勝てば図書券3万円分! だったのですが、残念ながらIT技術のトークができるキャバクラを運営するという「キャバネット」に負けてしまいました。準優勝の賞品は百式Tシャツでした。1枚だったので青森から来た聖幸さんに進呈!

ということで、起業会議は終了です。時間があればみなさんと食事でも、と思っていたのですが、今日は押していたので閉会と同時に退散してきました。そういえば来てくれた社長にこんな質問をしてみたいと思っていました。残念ながらできませんでしたが。

「人生で一番大切にしていることはなんですか?」

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起業を成功させる社内制度とは?

大賞に選ばれたのは山下昌彦さんのアイデアで、CNET Japanのプレミアム有料会員だけが参加できるオフ会サービスを開くというもの。山下さんには賞金10万円が贈られた。また、ユニークなアイデアを発表したグループには図書券や百式オリジナルTシャツが贈られていた。