台風22号の被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。八丈島に移住した友人・おぴさんのFacebook投稿を、許可をいただき転載します(文章・写真ともに掲載許可済みです)。
八丈島では、台風22号による甚大な被害から少しずつ復旧が進んでいるものの、まだ十分とはいえない状況です。宿泊施設や移動手段となる車の確保など、島外からのボランティア受け入れが難しい現状にあり、まずは「義援金情報の拡散」を優先してほしいとのことでした。
その思いを受け、当ネタフルでも情報発信をさせていただきます。微力ながら、少しでも支援の輪が広がることを願っています。
おぴさんの投稿
八丈島からこんにちは。おぴさんです。
台風22号から一週間とちょっと経過しました。
我が家は停電断水携帯届かずネットはもちろん断線という状況でしたが、我が家エリアのインフラ関連は徐々に復旧しつつあります。
電力に関しては東海汽船さんが作業用のバケット車を輸送してくれたり、警備に遠方から応援に駆けつけてくれたり、何より現地の各社や有志が早朝から遅くまで頑張ってくれていて、復旧がだいぶ進んでいます。
一方で水の方は深刻で、浄水場の破損に加えて、水源そのものが土砂災害による被害を受けたため、病院や役場のある三根エリアも含めて、島南東部の被害甚大なエリアを中心に復旧のメドたたず、という状況が続いています。
罹災直後はまず危険回避ということで気にならなかったことが、一週間も経つと「風呂どうするんだ」「洗濯どうするんだ」などの現実的な問題に直面するようになってきます。
ここのところで心配になってきているのは、比較的動けて復旧に尽力している方々です。水の配布があっても仕事が終わるころには在庫が尽きたり、スーパーに日配品が入ってきても買いに行けなかったり、という状況になりがち。こういう人たちに目を向けられる体制作りも必要になってきます。
また本質的な復旧のためには重機も必要だったりします。
【下記、友人のFBより転載】
1 倒木除去、作業道開設用資機材
・バックホウ 0.25m3クラス(7〜8トン)5本配管仕様 2台
・フェラバンチャ2台 (ザウルスロボMSE-25)
2 伐採木処理用資機材
・バックホウ 0.17m3クラス (3.5t)往復配管仕様 2台
・油圧グラップル2台 (タグチ首振りグラスパー)
島内ではボランティア登録も始まっていますが、八丈島はもともと宿泊施設が潤沢なわけでもなく、島内での移動では車も必須です。なので、まだ島外のボランティアを受け入れられる状態ではありません。
さて、今回、友人の藤代さんに依頼して、Yahooトピックスを作っていただいたりしていますが、義援金や災害支援とニュース量には相関があるという研究もあります。今回私も局のインタビューに応じましたが、ニュースにならないと支援が集まらないという現状があるからです。
実は八丈島ではXの利用が盛んで、島民同士ではかなり情報のやり取りおよび助け合いがなされています。
一方で、情報が一本化されていないので情報取得コストが高い(ずっとSNSに貼り付いてないといけない)側面もあります。
WEB制作が本業の知人がまとめサイトを作ったり、チーズ職人さんがAIまとめを作ったりしています。こういうときに、本当の意味での「広報」が必要なんだよなって思ったりもします。
そんなわけで、義援金情報など引き続き拡散をお願いできると助かります。
義援金情報
この度、被災いたしました八丈島・青ヶ島へ1日も早い復旧・復興のため、島を想う皆さまからのご寄付をお待ちしています。
現在受付を行なっている各種団体は以下となります。
○ 認定NPO法人離島経済新聞社 八丈島・青ヶ島の「事業者応援緊急支援募金」募集(寄付控除対象)
○令和7年10月台風22号 東京都八丈町・青ヶ島村(ふるさとチョイス)
○令和7年台風22号被害への義援金募集(利島村社会福祉協議会|東京都利島村)
○八丈町・青ヶ島村 台風22・23号災害の義援金を受付(東京都小笠原村)











