なんてことを、doban氏のジェントルマンを読んで、そんな気に。
で、実際その後アメリカに旅行に行ったのです。前の人に続いて店に入ろうとする俺。するとその前のジェントルっぽくないおっちゃんがスッっとドアを開けてくれて「はいりなよ!!パチっ(ウインク)」みたいな仕草をするではないか。ウインクは多分イメージです。
そうなんだよね。ぼくもアメリカを旅行した際に、これは本当にそう思いました。映画の中の世界だけじゃない、と。
どこもかしこもジェントル。大都市でも田舎町でもジェントル。男性も女性もジェントル。アメリカはほとんどジェントル。
しかしその後もドアを開けてくれたり、エレベーターで「何階だい?」みたいに言ってくれたりする人が後を立たない。これは「アメリカ人総ゲイ、俺モテモテ」みたいなことじゃないぞと遅まきながらに気づきました。ははぁこれは小さい親切というかマナーなのだと。
2006年は、こういうのこそ大切にしたい気がしました。
2ヶ月くらいアメリカに滞在した時に、楽しかったというか心地よかったのは、道ばたで知らない人と目が合ったりすると、みんな笑顔になること。「よお」みたいな感じでニコッと。その瞬間、ちょっと気持ちが繋がる気がするんです。
何か困っているようなことがあれば、さりげなく声をかけたりして。
でも、日本で目が合った人に笑いかけたら通報されかねませんからね。国民性もあると思いますが、この部分に関しては、アメリカが非常に心地よかったのをよく覚えています。日本でも外国の方とだったら今でもアイコンタクトします。
子供も間違いなく親を見ていますしね。挨拶とか、感謝の言葉とか、ほんの少しの親切とか。今年は少し、譲り合いの気持ちというか、ジェントルな気持ちで過ごしてみましょうかね。
知らない人に優しくするということは、もちろん自分や身の回りの人にも優しくなれるんじゃないかと思って。