BenQから発表されたスポーツ観戦向けプロジェクター「TK800」のアンバサダーイベントに参加しました。
新宿のスポーツバーで開催されたイベントに20人以上のBenQアンバサダーが参加し、4K HDR/3,000ルーメンに対応した明るくて美しいプロジェクターの映像に驚きの声を上げました!
「プロジェクターの映像って、こんなにキレイだったっけ!?」
今回のプロジェクターはスポーツ、特にフットボールモードがあり、サッカーの映像を美しく表現することができるようになっています。具体的には緑が映えるといった特徴があります。
100インチ以上も表示可能なスクリーンサイズは、仲間が集まってワイワイとサッカー観戦するのにも最高です。
持ち運びが可能な上にセットアップも簡単と、6畳ほどのスペースがあればそこはパブリックビューイング会場です!
まずはアンバサダーイベントのレポートをお届けします。実際の使い勝手は後半で。お楽しみに。
BenQアンバサダーイベントレポート
BenQアンバサダープログラムは、限定の製品体験モニターやイベントに参加するBenQラバー向けのプログラムです、今回のように新製品をいち早く実体験することができます。
個人的にはデスクライト「WiT Eye-care」のモニター体験や、アイケアを考えた目に良いディスプレイのイベントに参加したことがあります。
BenQはAcerからスピンオフして独立した会社で、本社は台湾にあります。グローバルでは従業員が10万人以上います。日本ではまずディスプレイが有名ですが、コンシューマ向けプロジェクターのシェアも大きく持っています(世界2位)。
BenQではリアルな製品体験の場として、今回のようなアンバサダープログラムに取り組んでいます。
プロダクト&マーケティングのJimmy Fan氏の話は「台湾と日本は実は近い」というところから始まりました。与那国島から台湾は目と鼻の先なんですよね。天気が良ければ見えるくらいです。
伸びる4K
新製品「TK800」に関しては次のような説明がありました。
・スポーツを鑑賞するのに向いているプロジェクターである
・4Kは手頃な価格で手に入るようになっている
2016年に30万円以下に
2017年から30万円以下のプロジェクターが増えている
・プロジェクターも4Kの時代に入りつつある
4Kが成長している理由は、Netflixの影響で4Kストリーミングが一般的になったことによるものなのだそうです。ディズニーも4Kタイトルを増やしており、日本でもBS/CSで12月から放送開始します。
コンテンツが充実すれば、必然的にそれを再生するためのデバイスの需要も高まるというものです。
30万円以下の4kプロジェクターが増えているという話でしたが、調べてみると「TK800」はAmazonでは既に15万円を切っています。「お、そんなに安くなっているの?」と思った人もいるかもしれません。
「TK800」の特徴
「TK800」の特徴として次のようなものが挙げられました。
830万画素の高解像度を備える4K UHD。全て自社生産のため、パネルのアライメント問題を回避したアーチファクトのない4K画像。
鮮明な色を生み出すVivid Color & High Brightness。高輝度の3,000ルーメン。
HDR10対応。HDRメタデータを自動検出し、原画を忠実に再現する全自動カラーマッピング。HDRでプロジェクター向けに最適化。
サッカー観戦に適したフットボールモード(特に芝生を実物のように再現)とフットボールサウンドモード(アナウンサーのコメントが聞き取れる)。
肌の陰影や赤が美しく再現されるインドアスポーツに適したスポーツモードとスポーツサウンドモード。
4グループ構造の7枚の最高品質レンズが映し出す4K高画質。
軽くてセットアップが簡単
様々な光学性能もさることながら、個人的に注目したのは軽くてセットアップが簡単というところです。
現在の4K対応プロジェクターの中では、世界一の軽さを誇ります。他社の1/3ということなので、いかに小さいかが分かるでしょう。重量も約4.2kgなので、普通に持ち運びすることもできます。
(実際のセットアップが簡単だという様子は、記事の後半でレポートします!)
質疑応答で「ミニマムの距離は?」という質問があったのですが、以下のような距離感になるそうです。
1mで30インチが最短距離
2mで60インチ
16mで最大300インチ
16mで300インチ!? そこまで離れると完全に暗い場所でないといけないようですが、それでもそこまで光が届くのってヤバくないですか!? もはやちょっとした映画館です。3,000ルーメンて強力なんですね。
会場でサッカーの試合を観戦
会場で過去のサッカーの試合を観戦しました。お酒を呑みつつ、食事を食べながら、さながら本当のパブリックビューイングのようでした(権利の関係で写真はありません)。
驚いたのは映像の美しさで「プロジェクターの映像ってこんなにくっきりはっきりと投影されるもんなんだっけ!?」というのが頭の中をグルグルと回り続けました。
恐らく「プロジェクターだよ」と言われなければ、何も気にせず、普通にテレビの映像だと思うくらいです。いや、むしろ我が家の液晶テレビよりも明るくてキレイかも‥‥。
自宅の和室で「TK800」を試してみた
ということで「TK800」のセットアップがどれほど簡単なのか、自宅で使うとクオリティはどんなものなのか、試してみることに!
本体を取り出したところ。
背面のポート類。USBポートがあるのは給電のためで、Fire TV StickやChromecastで使えるそうです。これは便利ですね!
その他は、HDMI x 2、PC、オーディオIN/OUTなどとなります。
本体上部のボタン。リモコンで代用することもできます。
レンズ部分のズームとフォーカス。
こちらが付属品です。電源ケーブルとリモコン。
我が家のFire Stick TVは4K非対応ですが、こちらがセットアップが簡単そうなので試してみます。
Fire Stick TV本体は小さいのに、液晶テレビに接続する時に給電するのにUSBケーブルを伸ばしてコンセントにUSB対応のACアダプターで接続する‥‥という、なかなかの手間があるのですが「TK800」は本体にUSBがあるから簡単だ!
電源をオンすると、しばらくして初期設定がスタートします。言語などいくつか設定をすれば‥‥
見慣れた画面が出てきたー!!!
って、こんなに簡単で良いの!? 確かに簡単セットアップを謳うだけありますね!!
最初は6畳の和室に「TK800」の箱を立て、その上に本体を置いていました。やや模様のある薄いベージュ色の壁をスクリーンに使用していますが、壁かどうかなんて気にならないくらいに明るいです。
サッカー観戦に最適なフットボールモードを選び、何はなくともサッカーの試合を観てみます。確かに緑の発色が良いですね。兎にも角にも明るくて、発色が良いです。
HDRが効いているのか、コントラストも高く観ていて刺激的です。もしも世界的な大会だったりすれば、ワイワイと観戦した仲間で盛り上がりますよ、これは!
しかし、すぐに気づきます。畳に直置きで良いことを!
畳に座って観るのであれば、床に直置きくらいが目線の高さもちょうど良さそうです。
この日は曇りの日で、特にカーテンを閉めるといったこともせずに普通にサッカーや映画鑑賞ができました。
ちなみに壁からプロジェクターまでの距離は2mちょいくらいでしょうか。それで投影されるサイズは横幅が150cmくらいになりました(前に寝転がった次男の身長より5cmほど大きかった)。
もちろん我が家の42インチの液晶テレビよりは大きくて迫力があります。ただ、本体そばで視聴していると、やや本体のファンの音が気になることがあるかもしれません。
本体スピーカーでも十分な音量がありますが、外部スピーカーを接続すればさらに鑑賞環境は良くなるのは間違いありません。
大人がセットアップするのも簡単ですが、気づいた次男(小6)が自分でセットアップしてアニメを観始めたので、子供でも十分に操作できるくらいの簡単さだと思って頂けると良いかと思います。
キレイな映像が自宅で観られることが分かると、映像ソースを4Kにアップデートしたくなりますねぇ。
モバイルできる大画面環境、いかがでしょうか。夜の屋外イベントでも活躍してくれそうです。