自由な書風が特徴…榊莫山さんが死去という記事より。
ひょうひょうとした自由な書風で親しまれ、詩書画一体の芸術を追求した現代書家の榊莫山(さかき・ばくざん、本名斉=はじむ)さんが3日午前4時13分、急性心不全のため奈良県天理市の病院で死去した。84歳。三重県出身。
現代書家の榊莫山氏が亡くなりました。84歳でした。仙人のような風ぼうで愛称は「莫山先生」。焼酎「よかいち」のラベルを思い起こします。
旧制中学時代から書や油絵を学び、京都大で美学を学んだ。戦後、日本書芸院展や奎星(けいせい)会展で受賞を重ねたが、書壇の権威主義を嫌って離れ、30代で個展中心の活動に。
榊莫山 – Wikipediaによれば「エッセイなども多数著し、関連も含めると100冊を超える」ということです。
心よりご冥福をお祈りいたします。
▼莫山日記
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京都大文学部で美学を学び、1950年代後半から個展を中心に作品を発表。定型を離れた自由で豪快な書風を確立し、ひょうひょうとした詩書画で親しまれた。関西弁の飾らない語り口は、テレビや講演で多くのファンをひきつけた。
仙人のような風ぼうから、愛称は「莫山先生」。焼酎「よかいち」のラベルや、NHK連続テレビ小説「甘辛しゃん」の題字も手掛けた。