テレビをつけてマイケル・ジャクソンの訃報を知り、最初に思ったのは「マイケル・ジャクソンも死ぬんだ‥‥」という不思議なこと。まだ50歳という若さが、そう思わせたのでしょう。
最近は本業より奇行でマスコミをにぎわすことの方が多かった気がしますが、しかしマイケル・ジャクソンの遺したもの、業界へ与えた影響というのは計り知れないものがあります。
ぼくが初めてマイケル・ジャクソンのことを知ったのは、小学生の時に友人から見せられた「スリラー」でした。正直、よく分かりませんでした。
それ以降、あまりマイケル・ジャクソンと交わることはなかったのですが、唯一、一度だけライブを見たことがあります。15年くらい前ですかね、東京ドームでした。
それまでブルーハーツとか、小さなライブハウスで見るバンドとか、そういう経験しかなかったので、エンターテイメント性の高いステージにかなり驚いたことを覚えています。
そんなマイケル・ジャクソンも、もう、いない‥‥心よりご冥福をお祈りいたします。
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米メディアは、マイケルは25日午後0時半(日本時間26日午前4時半)前後、心不全で倒れ、自宅からロサンゼルスのカリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)付属病院に搬送されたと報じた。
ジャーメインさんによると、マイケルさんは自宅で心臓発作を起こし、心停止状態で日本時間の今朝5時14分にロサンゼルス市内の病院に搬送され、1時間ほど蘇生を試みたが回復せず、同6時26分に死亡が確認された。
インターネットの芸能サイト「TMZ」も同日、ジャクソンさんが死亡したと速報したが、CNNテレビは日本時間午前7時すぎの段階で、複数の関係者からの情報として、ジャクソンさんは現在、昏睡状態にあると伝えるなど、一時、情報は錯綜した。
ジャクソンさんはもともと体形維持のためもあり極端な小食で知られ、心配した母親や友人が無理に食事を取らせていたとも言われる。
マイケルが搬送されたUCLA付属病院では、救急治療室へのありとあらゆる入り口が警備員によって厳重に封鎖され、病院職員も内部に立ち入ることができなかった。
「“キング・オブ・ポップ”の弟、マイケル・ジャクソンは死去しました」と声を詰まらせながら語ったジャーメイン。兄弟5人で結成した「ジャクソン・ファイブ」のメンバーでもあったジャーメインさんは死亡確認までの経緯を簡単に説明し、手短に会見を切り上げた。
米メディアによると、マイケル・ジャクソンさんの遺体は25日、カリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)付属病院から、ヘリコプターで同じロスにある検視局に移された。検視が行われるとみられ、ヘリから降ろされたジャクソンさんとみられる遺体は白い袋のようなものに覆われていた。
ジャクソンさんは1958年、米インディアナ州ゲーリー生まれ。69年に兄弟5人で結成した「ジャクソン・ファイブ」のリードボーカルとしてデビュー。その後、ソロ活動を始め80年代以降、大ヒットを連発し世界的スターとなった。
「聴かせる音楽」から「見せる音楽」に進化させ、1980~90年代に世界中のファンを魅了したトップスターの死は突然だった。米歌手マイケル・ジャクソンさん(50)は幼少時から数多くのヒット曲を放ち、華麗なダンスやミュージックビデオも人気を呼び時代の寵児(ちょうじ)に。しかし、晩年は奇行や性的虐待疑惑が話題の中心になり、寂しい末路だった。
「今夜はビート・イット」や「ビリー・ジーン」などを含む82年のアルバム「スリラー」は米音楽事業会社ソニー・ミュージックエンタテインメントによると、全世界で1億枚以上を売り上げ、世界で最も売れたアルバムとしてギネスブックに認定され、米音楽界の「キング」となった。
病院ではジャクソンさんの兄ジャーメインさんが悲しみの記者会見。「『キング・オブ・ポップ』の弟、マイケル・ジャクソンは死去しました」と声を詰まらせながら語った。
「スリラー」のビデオでは映画監督を起用。約15分の大作となり、その後のミュージックビデオブームの立役者に。足を滑らかに動かしながら素早く後退する「ムーンウオーク」と呼ばれるダンスでもファンを引きつけた。マドンナさん、プリンスさんらとともに一時代を築き、トップスターの地位を不動にした。
93年には13歳の少年が性的虐待を受けたとして損害賠償請求訴訟を起こし、大騒ぎに。2003年にはカリフォルニア州の大豪邸「ネバーランド」で当時13歳の少年の性器を触り、無理やり酒を飲ませて少年の一家を監禁しようとしたなどとして逮捕され、大スキャンダルとなった。
つま先立ちで後ろ向きに滑るように踊る「ムーンウオーク」は当時、多くの人がまねをし、「シルエットだけで分かるのはチャプリンかマイケルぐらい」(レコード会社関係者)と言われたほどだった。
死去をロスで知ったフアン・メドラーノさん(25)は「信じられない。マイケルの音楽を聴いて育った。彼は本物のパフォーマーだった」と悲しみをあらわに。ジョー・シュウォーツさん(57)は「すばらしい才能だったのに、早すぎる」と死を惜しんだ。
「本人の悩みを聞いたこともある」と言い、「いろんな病気や治療の副作用があり、かわいそうな人だった。天国へ帰ることを祈りたい」と話した。
米メディアによると、元妻のリサ・マリー・プレスリーさんは「とても悲しく、さまざまな感情で混乱している。言葉では表せないぐらいの多大な損失だ」と悲しみを表現した。
80年代にマイケル・ジャクソンさんとともに人気を二分した歌手のマドンナは、突然の訃報に「世界は偉大な人物の一人を失ったが、彼の音楽は永遠に生き続ける。悲しいニュースに涙が止まらない」と心境を吐露した。
マイケル・ジャクソンさんの突然の死に、米メディアも確認作業に追われた。一部で死去が伝えられたものの、米大手メディアは一時「昏睡状態」としていたが、米NBCテレビは家族や友人ら関係者に確認を取り、ニュース速報で報じた。死去が伝えられると「キング・オブ・ポップの死だ」などと伝えた。
1958年8月29日 米インディアナ州ゲーリーで誕生
ジャクソンさんの「スリラー」をプロデュースしたことなどで知られる米音楽界の重鎮クインシー・ジョーンズさんは「わたしは今日、弟を失った。魂の一部が彼とともに消えた」と語った。
ジャクソンさんのヒット曲「今夜はビート・イット」を完全パロディー化した「今夜はイート・イット」で有名なアル・ヤンコビック(49)は日本時間26日、自身のツイッターで「ああ、信じられない。マイケル・ジャクソンよ、安らかに眠れ」とコメントした。
EXILEなど日本のパフォーマーのルーツはマイケルだといってもいいでしょう。かつてはアメリカでもダンサーと歌手は別ものでしたが、彼によって歌いながら踊るというスタイルが生まれた。ミュージカルと違う新しい舞台パフォーマンスの誕生でした。
「基本的に、とても気の毒だった人だったと思う。父親による虐待の話も耳にしたし、気が付いたら芸能界の中。子供らしい幼少期を過ごすことができず、普通の感覚を持てなかったのでは。10代のころからあれだけ大スターになると、世界観が歪曲してしまうと思う。また、『スリラー』が売れすぎたために、それが1つの呪いみたいになった。スリラー以降の彼はあれ以上の成功を再現できないとみられてしまった」
2006年に来日したマイケルは、東京・有楽町の家電量販店を1日ビルごと借り切るという豪快な逸話を残している。日本の電子機器をこよなく愛し、日本びいきでも有名。ぼくが接した芸能人の中でも忘れられない人物だ。
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