ニコン、mmキットで10万円台のデジタル一眼レフ「D50」が発表されました。
ニコンは、エントリー向けのデジタル一眼レフカメラ「D50」を6月に発売する。価格はオープンプライス。ボディ単体での店頭予想価格は9万円台の見込み。ブラックとシルバーの2色をラインナップする。
ニコンから、デジタル一眼レフカメラのエントリーモデルが発表されました。競合するカテゴリーは、やはり「EOS Kiss Digital N」でしょう。ボディ単体だけでなく、「D50mmキット」「D50ダブルズームキット」があるあたり、かなり意識しているのではないでしょうか。価格は10万円台、13万円台が見込まれています。先発の「EOS Kiss Digiatl N」を見つつ、もう少し安い価格設定でも良かったのかな、と思いますが。
外観は非常に精悍で、特にシルバーモデルは高級感もあって良さそうです。「EOS Kiss Digital N」もグリップ部分が黒だったらバランスが良く、シルバーモデルが欲しかったのですが。
D50mmキットは、D50ボディに新製品のデジタル専用交換mm「AF-S DXズームニッコールED 18〜55mm F3.5〜5.6G」をセットにしたもの。ダブルズームには、同じくAF-S DXズームニッコールED 18〜55mm F3.5〜5.6Gに加え、「AF-S DXズームニッコールED55〜200mm F4〜5.6G」が付属する。
基本的に、一眼レフ時代にキヤノンを使っていた人はそのままキヤノンを使うでしょうし、ニコンを使っていた人はニコンを使うのではないかと思います。これはmmの資産もありますし、操作系に関しても同じようなことが言えるのではないでしょうか。
「D70」よりもさらにエントリー向けの製品である「D50」は、新規顧客を開拓するための、目新しいアピールポイントとして、
・SDメモリカード採用
・こどもスナップモード
を採用しています。SDカードを採用することでボディサイズがやや小さくなり、約540gとなりました。また、コンパクトデジカメで多く採用されているSDカードを採用することで、コンパクトデジカメからステップアップするユーザの獲得にも繋がります。またファミリー層を意識した「子供スナップ」では、「肌の色を美しく表現すると同時に、服装や背景も鮮やかに仕上げる」ことができます。
初めて一眼レフデジカメを手にする人は気にならないと思いますが、D70をスペックダウンした点が多々あります。
・プレビューボタンが省略された
・絞り値による被写界深度がファインダーで確認できなくなった
・CCD電子シャッターによるシャッター速度の上限が1/8,000秒から1/4,000秒に下がった
・連続撮影も約3コマ/秒から約2.5コマ/秒になった
・ISO感度(ISO200〜1600)の設定幅が1/3段ずつから1段ごとになった
などなど。「EOS Kiss Digital」から進化したイメージのある「EOS Kiss Digital N」と比較すると、「D70」から機能を削った廉価版という印象は否めないかもしれません。価格帯も同じですからね。
簡単に比較してみると、
・画素数 610万画素と800万画素
・重量 540gと485g
・連写 約2.5コマ/秒と約3コマ/秒
など、分かりやすいところでも違いはあります。
ということなので、デザイン、機能、将来性など含めて、検討してみてくださいね。
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家族での利用シーンを重視して開発された。CCDは有効画素数6.1メガピクセルだが、ニコンD70sに搭載したものとは異なり、D50用に新開発したという。
デジタルイメージプログラムには、新たに「こどもスナップ」モードを搭載した。モードダイヤルを選択するだけで撮影シーンに適した設定を自動的に行う。そのほかのモードは、「オート」「ポートレート」「風景」「スポーツ」「クローズアップ」「夜景ポートレート」の計7つだ。