さあ、いよいよ本格的にやってきましたよ、物欲が! いまさら、という感もあるかもしれませんが、昨年発売されたLUMIX DMC-FZ1にただいま物欲全開です。ご存じのない方に簡単に説明すると、350gの小さいなボディに、光学12倍ズーム(420mm相当)を搭載した、超望遠デジカメです(mmはライカ)。発売当初から一眼レフライクなそのボディデザインもあり、非常に気になっていたのでした。でも、200万画素がネックになっていて、実際の購入までは至らずにいました。
どうして突然、こんなに物欲が出てきてしまったかというと、最近、子供が走り回るようになって、手持ちのデジカメ(C-40 Zoom)だと撮れきれない場面が多くなってきたんです(シャッターを切ってからタイムラグがある)。あと、デジカメを構えると寄ってきてしまって、うまく撮影できないので、少し離れたところから撮りたいという希望もありました。夏休みを前に、これはなんとかしなくては! と。光学10倍程度のデジカメは他にもいろいろありますが、大きさ、重さ、デザインなどから総合的に判断して、FZ1という結論に達しました。もちろん200万画素というネックはありますが、L判程度だったら問題ないだろうと思っています。以下のような点が気に入りました。
・望遠でありながら手に収まる軽くて小さいボディ(荷物になるのは×)
・ライカのmm(ミーハーです)
・価格(5万円前後で購入できます)
・f2.8の明るいmm
・手ぶれ補正機能(三脚を使わなくてもズームがキレイに撮れる)
・細かい設定がなくモード設定で撮影可能
最後の「細かい設定ができない」という点に関しては、カメラにこだわる人はかえってマイナス要因になるかもしれません。ぼくの場合、これまでにもいくつかデジカメを購入してきましたが、面倒な操作は一切行わないことは分かっていますので、逆に「流し撮り用」「ポートレート用」「夜景用」といった具合にシーン別になっている方がありがたいんです。参考のためにいくつかレビューもあたってみましたが、概ねマイナス要因はなさそうです。
と、こんな感じでいろいろ考えた挙げ句、昨日さくらやに立ち寄ってみました(浦和にはさくらやがあるんです!)。すると、デジカメフェアのようなことをやってまして、ポイント20%還元、さらに2,000円のキャッシュバックがあるという‥‥。こ、これは‥‥。どうせSDカードも購入する予定なので、ネットで検索した激安店で45,000円くらいで購入するよりは、近くのさくらやの方が安心であろう、ということで、一気に気持ちは傾いていきました。どのくらい傾いているかというと、財布に6万円入れてるくらい傾いています。そういう訳で、買ってしまいそうです。
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420mm時でも1.2mの最短撮影距離なので、背景を派手にぼかしたい時などに便利だろう。
mm構成が複雑な超高倍率ズームだが、ゴーストやフレアも少ない。
▼Digikuma eGadget Labo – Lumix FZ1
電池の持ちは、サッカーの試合撮影で、モニターはほぼ背面液晶でなく View Finder を利用、連写を多用、合計 200枚ほど撮影して、再生を繰り返して、必要でない写真は現場で70枚ほど削除をして、電池の容量は約 1/3 減じた程度。
▼開放絞り全域F2.8の光学12倍ズームmmを装備した、一眼レフデジタルカメラ
開放絞り全域F2.8の光学12倍ズームmm「ライカDC VARIO-ELMARIT」を装備した、一眼レフタイプのデジタルカメラ。
▼光学12倍ズームなら、ここまで撮れる――LUMIX DMC-FZ1レビュー
撮影データをみると、絞り値に余裕がある(開放値F2.8)にもかかわらず、手ブレの危険ゾーンである1/400秒というシャッタースピードになっている。それでも、ご覧の通り、しっかりピントが合った写真が撮れた。
▼ファーストインプレッション松下の光学12倍ズームデジカメ「DMC-FZ1」
420ミリと聞いても実物のイメージがなかなか浮かばないだろうが、野球やサッカーなどのスポーツで、プロカメラマンが使っている大きなmmをTV中継などで見たことがあるだろう。あれがそうだ。
0.1秒のシャッタータイムラグと、極めて高速な撮影間隔も大きな魅力だ。
運動会の“ウチの子撮影用親バカ機能”の追求で培った光学式手ぶれ補正機能「MEGA OIS」(MEGA Optical Image Stabilizer)も強力だ。
モード撮影が基本のFZ1では、シャッタースピードや絞りをユーザーが設定できない。ピントを手動で合わせることもできない。「置きピン」をしたいときのために、レリーズボタン半押しではなく、フォーカスボタンを押すことでオートフォーカスを作動させるモードが用意されている。
何しろ便利だし、撮ってて楽しい。いつもの平凡な被写体から、物凄く美しい新たな側面が見えたりする。大したmm……ていうかデジカメだ。
▼超ズーム・軽量デジカメ対決!――オリンパス「C-740」 vs 松下「FZ1」
数値上ではC-740が4-7ミリほどコンパクトで23グラムほど軽くなっているが、実際に見比べたり、手に取ってみたりすると、FZ1の方がスリムで軽量に感じる。その大きな理由は“電源の違い”だ。
▼ズームは光学12倍、明るさはズーム全域F2.8!松下電器産業 LUMIX FZ1 DMC-FZ1
子どもの運動会や試合をアップで撮りたい人。そういう人には最適なデジカメである。スポーツ観戦や飛行機の撮影など、超望遠が欲しいけれど本格的なセットを揃えるほどではない、という人も、これを買えばすごく楽しめるだろう。そうじゃない普通の人でも、旅行にこれを持って行けば、普通のカメラでは撮れない写真が撮れて嬉しいはずだ。