
子供が釣り好きで、数年前まで付き添うような形で管理釣り場や海釣りに行っていたのですが、コロナ禍ということもあり、すっかり釣り場は遠い存在になってしまっています。
子供の頃はクチボソ釣りやテナガエビ釣り、友達と海でサビキ釣りをするなどライトな釣りをして、学生時代は(釣れないけど)バスフィッシングなどしていました。釣るのも楽しいけれど、食べるのも好きだったりして。
そんな懐かしい釣りの記憶を呼び覚ましてくれたのが、クールビューティーな女性が単独釣行する釣りマンガ「おひ釣りさま(とうじたつや)」です!
※秋田書店より提供いただきました。
「おひ釣りさま」で数多の釣りの種類に驚く
「おひ釣りさま」は現時点では7巻まで刊行されています。手元には6巻まであります。主人公は会社員の女性セイラさんで、お一人様で釣りをするからタイトルの「おひ釣りさま」となります。
普段はクールで仕事もできる、趣味が釣りだとは自分からは話さないタイプですが、こと釣りとなると興奮する姿がかわいいのです。納得のいく釣りができたときのキメ台詞は「たまらん!!!」。

普段は冷静沈着なセイラさんが、納得いく釣りができて悦に入ったときに発せられる「たまらん」。クールな普段とのギャップがたまらん!!!
実際には魚に触るとか、生き餌をつけるのが苦手という人も少なくないかもしれません(ぼくもあまり得意ではありません)。
でも、魚を食べるのが好きだというならオススメです。自分が口にしている魚がどこで、どんなふうに釣ることができるのか、多種多様の釣りの仕方、釣り場から知ることができます。

話には聞いたことがある海上の釣り堀。この釣り場はキッチンに直結している感じしますね。
1巻を読み始めたときは、果たして釣りでそんなにネタが続くのだろうかと勝手に心配もしたものですが、完全に杞憂でした。色々な釣り方ってあるもんなんですよ!
誰でも知っているような餌釣り、ルアーフィッシング、管理釣り場に金魚釣りなどもあれば「これはちょっとやってみたいぞ」と思わず身を乗り出しくなるような釣りも紹介されています。

タコ釣り!
もちろんイカ釣りもマンガになっているのですが、釣って美味しい魚介類ですよねぇ。たまらん!!!

まさかこんな釣り方があったのかと驚いたのは、ハゼのルアーフィッシング「ハゼクラ」です。え〜、ハゼってルアーで釣れるの!? まさかハゼがルアーに反応するとは。
自分の記憶の中で、しっかり狙ってちゃんと釣れたのってハゼ釣りくらいしかないんですよね。それだけにハゼのルアー釣りは気になります。

シンプルすぎる穴釣りも楽しそうだ!

6巻の表紙にテナガエビが出てきたときは「これは!!!」と思いました。子供の頃に近所の沼で釣って、しばらく水槽で飼って、最後は食べたことを思い出したんですよ。調べると旬は過ぎてしまっているようなので、来年かなぁ、テナガエビ釣りは。
本当に、よくこんなに色々な釣りがあるな! と驚きますよ。



魚釣り初心者が釣り沼にハマっていく話ではなく、子供の頃から釣りをしまくっている女性が主人公なので、釣り方の手ほどきを受けているようでもあります。
釣りをしている人も納得の内容でしょうし、繰り返しになりますけど、自分の専門外の釣りがたくさんあって驚きもあるはずです。
ただ、マンガの中では百発百中で釣れていますが(当たり前です)、作者のコメントを読んでいるとそう簡単でもないことが分かります。でも、そもそも釣りってそういう側面もありますからね。
少しずつ登場人物も増えて、話も釣りの幅も広がっています。セイラさんは系でいうなら「ゆるキャン△」のリンちゃんかな? 試し読みもあるので、興味のある人はセイラさんに会いに行ってみて下さい!
ぼくも最新刊の7巻を注文しました!