テレビCMも始まったのでご存知の方も多いかもしれません。通信教育「進研ゼミ」でお馴染みのベネッセが、ネットでオンデマンドで利用できる新しい学習サイト「BenePa(ベネパ)」を開始しました。ローソンでプリペイドカードを購入し、1パック500円で苦手とするところを集中的に学習することができるシステムです。
進研ゼミが授業に合わせて進んで行く定期型の教材だとすると「BenePa」は分からないところを集中的に振り返ることができる、補習型の学習教材にあたるのかな、と思いました。小学2年生と6年生の息子たちと、実際に試してみましたよ!
「BenePa(ベネパ)」とは?
「BenePa」は、ローソンでプリペイドカードを購入し、サイトにアクセスしIDとパスワードを登録するだけで使うことができる学習教材サイトです。
ローソンでは、こんな感じでプリペイドカードが販売されています。500円で1教材の学習が可能で、プリペイドカードは500円と1,000円の2種類が販売されています。1,000円のプリペイドカードであれば、2種類の教材で学習することが可能です。
教材は幼児、小学生、中学生、高校生向けがあります。小さければ親が判断して重点的に苦手箇所を克服できるでしょうし、中学生や高校生になれば、自分で判断して教材を利用することができるでしょう。
進研ゼミのように定期的に授業をフォローアップするのではなく「あ、ちょっとここが分からなかったな」とか、親からしてみれば「どうもうちの子供はここが苦手らしい」という箇所があれば、そこを集中的に学習することができる、補習型の教材が「BenePa」の得意分野です。
なお、動作環境はPCとなっています。カードの有効期限は6ヶ月、交換した教材の有効期限は1年となっています。
「BenePa(ベネパ)」を買ってきた
実際に「BenePa」を試すにあたり、ローソンでプリペイドカードを購入してきました。
購入したのは1,000円のプリペイドカードです。販売している場所が分からずに、店員さんに聞いたところ、他のプリペイドカードとは違う場所に棚が設けられていました。
カードのパッケージを開くと、中に教材の種類、対応するPCの環境などが記載されています。
カードをパッケージから取り外し、銀色の部分をコインで削ると「BenePa」で使うパスコードが出てきます。
子供と「BenePa(ベネパ)」を試してみた!
実際に「BenePa」を試してみたレポートをお届けします。
こちらは会員登録画面です。入力するのはログインID、パスワード、後は自宅または携帯電話の下4桁の番号、そして秘密の質問が2つです。名前や住所、さらには学習する子供の情報は一切入力する必要がありません。ほとんど手間いらずで学習がスタートできます。
新着シリーズから「ニガテ集中攻略シリーズ」を選択しました。
小学2年生の次男に、まずは算数を試させます。
学習内容を確認し、カートに入れます。このあたりはオンラインショップのような感覚で利用します。
教材を購入するために、チケットを発行します。これはプリペイドで購入した金額を入金するような作業です。
「チケットを発行する」という画面で、プリペイドカードに記載されていたパスコードを入力します。これで教材の購入が可能になります。
1,000円分なので、2枚のチケットが発行されました。
無事にチケットと教材の交換ができました。
教材では、しんだん、じゅぎょう、れんしゅう、おかわりと進んでいきます。
まずは、しんだんです。
次々に問題を解いていきます(子供が)。
小学2年生くらいだと、PCの操作もありますし、親と一緒に勉強するのが良さそうです。
全ての問題に正解しました!
次男に関しては「ここが苦手なんじゃないかな」と親が漠然と思ったところを試させたのですが、結果的にそこは理解できているということが分かりました。
しんだんの次はじゅぎょうです。ここでは、動画を使った解説が見られます。
そして練習問題へと続きますが、間違えたところは解説を親子で一緒に読んで、さらにおかわり、おかわりと理解を深めていきます。
続いて長男ですが、こちらは「どこが苦手?」と聞いて、自分で教材を選ばせました。
それが「量・図形パック」です。
診断してみたところ‥‥
確かに苦手でした!
本人も間違えたのが悔しかったようで、解説を熟読していました。後は練習をして、さらにおかわりをすれば、より理解も深まるのでしょう。
「BenePa(ベネパ)」による補習の大切さ
「BenePa」のサイトにアクセスすると、このように書かれています。
「ニガテ集中攻略」です。次男は進研ゼミもやっており、ある程度の学習習慣はできてきたのかな、と思います。しかし、学校のテストなど、なかなか間違えたところを復習する、というのは難しいのですね。そこで「BenePa」です。どこが分かっていて、どこが分かっていないのか、子供が小さいうちは親がきちんと把握し、しっかり復習タイプの勉強をすることも必要だと改めて感じました。
一緒に勉強を見てあげるといっても、小学生の問題とはいえ、6年生くらいになってくると解説もやっかいになってくるのですよ。その点、診断、そして授業、さらに間違えた問題の解説がセットになっているのは「BenePa」の良さで、息子たちとマンツーマンで「BenePa」を使って“診断”したことで、改めてそれぞれの得意・苦手も見えました。
ネットで勉強するのは、自分が経験していないので抵抗というか、実感がわかなかったんです。やはり、紙の教材と紙のノートと鉛筆でしょう、と。そういう頭があったのですが、次男は進研ゼミをタブレットに変更しても違和感なく学習しているし、むしろ動画を使った解説など、これまでできなかった勉強方法が取り入れられて、メリットの方が多いのかな、と思い始めています。
さて「BenePa」ですが、ローソンでプリペイドカードが購入できますので、開始するのは簡単です。登録もIDとパスワードくらいなので簡単です。「ここぞというところを勉強したい」というニーズは確実にあると思いますし、しかも、1教材あたり500円ですので、試してみるのにもお財布に優しいです。うまく活用すれば、子供たちの「ニガテ攻略」に役立つオンデマンド勉強サイトだと感じました!