お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹が執筆した「火花」が、芥川賞を受賞しました。お笑い芸人初の快挙となります。又吉直樹さんが芥川賞を受賞 「火花」でという記事になっています。
今年1月、自身初の純文学作品となる受賞作「火花」を文芸誌「文学界」に発表。創刊約80年に及ぶ同誌を初の増刷に導き、単行本も新人作家としては異例の64万部に達した。
やりました。というか、やってしまいました。でしょうか。初の純文学作品が、芥川賞を受賞です。話題性が全く考慮されていないということはないとは思うのですが、それでもノミネートされるクオリティに達していた、そして受賞した、というのし大変なことだと思います。
Amazonカスタマーレビューが賛否両論で喧々諤々となっているのも、それだけ本が売れたということの裏返しでもあると思います。
又吉直樹が芥川賞を受賞 「火花」 のあらすじは?によると「静謐で優しさを感じさせる文体」で「終わり方(オチ)については、賛否が分かれるところかもしれない」とされています。
又吉直樹は事前に「リアルに考えれば無理やろうけれど、せっかくやから期待したい」と語っていました。
ピース・又吉直樹『火花』が芥川賞に決定! 新進純文学の最高峰で芸人が快挙によると、最初の投票で最高点だったのが「火花」だったそうです。
2回目の投票で『スクラップ・アンド・ビルド』と同点だったため、W受賞となった経緯を説明。
「欠点も多々あるが、なにか強いものを感じた。主人公と先輩との関係のまさに”火花”が走るような関係が良く出ていた」と選考委員の山田詠美。
羽田圭介「スクラップ・アンド・ビルド」が同時受賞しています。
芥川賞の過去の受賞者には、辻仁成もいます。金原ひとみ「蛇にピアス」と綿矢りさ「蹴りたい背中」もそうですね。