沢木耕太郎「流星ひとつ」藤圭子との幻の対談集

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ノンフィクション作家・沢木耕太郎による、若き日の藤圭子へのインタビューで構成された「流星ひとつ」が、2013年10月11日に緊急出版されるそうです。インタビューは1979年秋、沢木耕太郎31歳、藤圭子28歳でした。

「何もなかった、あたしの頂上には何もなかった」――1979年秋。歌を捨てる決意をした美しき歌姫・藤圭子に、沢木耕太郎がインタヴューを試みた。その肉声は、聞き手と語り手の「会話」だけで紡がれる、まったく新しいノンフィクションに結実した。だが――。一度は封印された作品が、33年の時を隔てていま、新たによみがえる。

2013年8月に自殺して亡くなった藤圭子に、沢木耕太郎がインタビューした長編ノンフィクションだそうです。

藤圭子さん28歳の素顔 沢木耕太郎さん、幻の対談出版という記事になっていました。

作家の沢木耕太郎さんが、8月に自殺した歌手の藤圭子さんへのインタビューで構成した長編ノンフィクション「流星ひとつ」を11日、新潮社から緊急出版する。インタビューは1979年。最後まで書き上げながら刊行は断念していた。

書き上げながら出版を断念していたということですが、それを今、出版する理由とは? それは「娘の宇多田ヒカルさんに、美しく輝いていたお母さんの姿を伝えたい」という思いだったそうです。

宇多田ヒカルに伝えるためであれば、原稿をそっと渡せば良いような気もしますが、藤圭子の言葉も残したい、ということもあったのかもしれませんね。

読んでみようかな、久しぶりに沢木耕太郎を。

流星ひとつ

沢木 耕太郎 新潮社 2013-10-11
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