今年も新野さんから1年間の売上報告の記事が届きました。ブログで生きたい、そう考えているブロガーには素敵なクリスマスプレゼントです。ブログでメシが食えるか。Publickeyの2015年 - Publickeyという記事です。
2015年1月から12月までの1年間のPublickeyの売り上げは、合計で1129万7413円でした。内訳は、バナー広告などが606万5602円、タイアップ広告が481万1400円、AdSenseやAmazonアソシエイトなどが42万411円でした。
Publickeyというブログ単体の売上が約1,100万円、そしてフリーランスとして講演やモデレータとしての売上が約800万円、合計で約1,900万円の売上となったそうです。
新野さんが凄いのは「広告を販売するための媒体資料の作成、お客様とのやりとり、バナー広告のアドサーバへの入稿、タイアップ広告の取材、執筆、公開、そして広告掲載後のお客様への掲載レポートの提出まで」全てを一人でこなしているということです。
2,000万円に到達しようかという売上を少ないとみるか、多いとみるかは人れぞれだと思いますが、人数を増やしてレバレッジをかけるより、人数を増やすリスクを懸念してしまう自分としては、十分に感じます。
むしろ、いくら売り上げるか、よりも、これをいつまで続けられるか、という永続性の方を重視したいと思っています。
昨今ではブログでブランディングをして、セナミーやサロン、メールマガジン等のブログ以外の手段でマネタイズするケースも増えていますが、個人的には新野さんと同じように、ブロガーとしては主たる収益源をブログとして生きていきたいな、と考えています。
Publickeyと同様、ネタフルも記事広告を依頼されるケースが増えています。書き手としてネタフルをご指名頂くことが増えていますので、本当にありがたいことですし、その信頼を裏切ることのないブログ運営を続けていこうと思います。
ブロガー(人間)はロウソクのようなものだと思っています。火を灯し続ける時間には限界があります。10年位上前には、周りにたくさんのロウソクがありました。周囲も明るかったです。しかし、時間が経つにつれて消えるロウソクが増えました。周りは徐々に薄暗くなってきました。
仲間がいれば、それだけでムーブメントは作りやすくなります。明るさは正義かもしれません。ロウソクの数が少なくなれば、照らせる場所も減ってきます。自分のロウソクも短くなっていきます。無駄に燃えれば、それだけ消耗も早いでしょう。
そうした、売り上げを増やすためにどうするかを考えるよりも、良い記事を書くにはどうすればいいかを考える。タイアップには記事タイトルにちゃんと「PR」を付ける。こんな愚直な方針の小さなメディアでも、それなりの売り上げが上がることが示せました。
良い記事を書くにはどうしたら良いかを考える。全くもって同感です。ネタフルで書く内容も、1年前、2年前とは変わってきたと思います。売上は現状維持、むしろ下がってもいいと思いながら、少しずつスタイルを変化させています(旅もその一つ)。いつもそうでした。結果は後からついてきます。