今や就活もIT化…採用新たな判断ツールに「ブログ」という記事より。
ここ数年の超売り手市場の終焉で、多くの企業は採用の門戸を狭くし、効率的に優秀な学生を確保しようと躍起だ。そんななか、若者の間で急速に普及するブログが採用のための判断ツールとして、にわかに注目を集めている。
ブログが採用の判断ツールとして「にわかに注目を集めている」ということですが、ブログを書いている人には、けっこう前からそういうことが起こっていたのは、よく知られているのではないでしょうか。
2005年にもブログが転職を助けるというエントリーを書いています。
「なぜ急に?」と思ったのですが、やはり採用人数が少なくなってきているというキッカケがあるのでしょうね。少数精鋭をどう確保するか? みたいな。ZAKZAKの読者層に向けて、ということで。
で、登場しているエピソード。
都内のIT関連会社社員、斎藤のり子さん(26)は04年、ランキング2位を獲得する人気ブログを運営していたことから、ネット大手「ライブドア」(当時)から直接オファーを受けた。
斎藤のり子さんは次のようにコメントしています(ブログはやめられてしまったようです)。
「ブログを≪ライブドアに就職したいなあー≫と直球のタイトルに変更したら人事部から連絡があり、すぐに就職が決定。似たようなケースで採用に至った同僚もいました」
ブログを書いていると人となりというか、趣味とか血液型とかいろいろ分かることがありますから、人事としても声をかけやすい、というのがあるのでしょう。
「はてな」でもブログを履歴書代わりにしているという話。
同社の輿水宏哲取締役(31)は「技術者採用で、こちらからのアプローチを頻繁に行っています。今年も奄美大島からブログ枠で1人採用しました」と語る。
さらには、mixiで熱心な女性会員が社員に採用されたことがある、なんていう話も。これはネタフルでも「mixi依存症なんです」の女性がmixiに“入社”というエントリーを書いたことがありました。
まあ、ブログだったりSNSというのは、新規採用というよりも転職に有利に働くケースが多いのかもしれませんね。
ネタフルで書いていた転職系のエントリーを集めてみました。
▼「livedoor Reader」開発者、はてなへ転職
▼miyagawa@bulknews氏がSix Apartに転職
▼川崎裕一氏、はてなに転職
▼たつを氏、Yahoo! Japanに転職
▼「百度」社長に元ヤフー検索事業部長の井上俊一氏が就任
▼関裕司@検索の鉄人、Yahoo! JAPAN退社へ
▼秋元@サイボウズラボ、部分的にフリーに
▼元ライブドアの乙部さん、転職
▼春は旅立ちの季節です
▼栗先生、退職へ
▼転職、不採用の理由は?
▼面接で聞かれる「ツライ質問」の切り抜け方
▼若手社員が転職したいのは楽天とライブドア?
▼Googleを去った人たちが起業したり転職した企業リスト