ブログの目的は言論よりも癒し——AOL意識調査という記事より。
米America Online(AOL)が9月16日発表したブログに関する意識調査によれば、ブログは「癒し」目的で書いているというユーザーが半数近くに上り、ジャーナリズムやゴシップへの関心を大きく上回った。
アメリカのブログというと、なんとなくジャーナリズムというイメージがあったのですが、AOLに調査に限れば、必ずしもそうではないことはが分かります。
ブログを書く目的は「自分の考えや感情を人に伝えたい」(54%)、「自分の生活と関心事を記録しておきたい」(43%)などが多数を占めた半面、ジャーナリズムへの関心を挙げたのは16%、最新ニュースやゴシップへの関心は12%、政治評論は8%にとどまった。
いわゆる日記的な捉え方なんでしょうかね。想像ですが、なんとなく日本のブロガーも同じような心理状態のような気がします。
・自分の考えや感情を人に伝えたい
が一番の目的で、裏を返せばブロガーの考えた、つまりはパーソナリティーが伝わりやすいメディアである、と言えるでしょう。日々の感情を織りなしていくのは、まさに公開された日記のようです。
強い不安に駆られたり誰かのアドバイスが必要な時は、「ブログを書くかほかの人のブログを読む」との回答が31%に上り、「家族や友人に助言を求める」(32%)とほぼ並んだ。
ブログに書いてトラックバックやコメントを貰うというのは、アドバイスを求める上での重要な手段になっているようです。
確かに身の回りにいる人たちよりも幅広い経験や知識を持った人が読んでいる可能性はありますから、そういう手段としてブログを活用するというのはあり得ますね。
最近、ぼくもしみじみ思うのは、ブログを通じて得た友人たちのことです。彼らがヘルプを求めていればぼくも応じるでしょうし、逆にぼくがヘルプを求めた時にはアドバイスを貰えるのではないかと思うと、本当に心強く思います。
それはやはり、日々の考えや感情を織りなしてきた結果なんじゃないかと思うのですね。