「スーパーカブ」が誕生したのは1958年のことでした。約60年前のことです。長く業務用の配達などで使用されているイメージの強いホンダ「スーパーカブ」ですが、世界生産台数が1億台を突破したそうです。1億台突破はオートバイとして世界初のこと。ホンダ「スーパーカブ」 世界初の生産台数1億台にという記事になっていました。
斬新なデザインや耐久性、燃費のよさなどが広く支持され、発売から2年後には年間の生産台数が56万台を超え、国内で生産されるオートバイの半数近くを占めるまでになりました。
現在は160を超える国で普及しているということです。高いところから落としても走るという動画が話題になったこともありましたが、その頑丈さがウケているというのもあるでしょう。リッター90kmという燃費も驚異的です。
この記事で初めて知ったことがいくつもありました。
・「カブ」は英語で「猛獣の子ども」という意味
・スカートをはいた女性が足を上げて座席をまたがずに乗り降りできるデザイン
・そば屋の出前が岡持ちを片手で持ちながら運転できるよう足だけでギアを変えられる
そば屋の出前という具体的なターゲットがあったのが、時代を現しているような気がします。
排ガス規制で同じくホンダ「モンキー」の販売も終了したということで「スーパーカブ」もどうなるのか気になるところですが、厳しい環境・安全規制が国内販売バイク市場から、数多くの名車を駆逐する皮肉によると「リトルカブ」は生産終了するものの、ホンダでは「スーパーカブ」は「いったん生産を中止した後、規制に対応した新車種を追って投入する」としているということです。
ホンダ、カブを国内生産へ 円安で中国から日本回帰という記事にもなっていました。
国内排ガス規制の強化に対応し、約5年ぶりに全面改良した新型車を11月10日に売り出すのを機に熊本で生産する。排気量50ccの「スーパーカブ50」は23万円程度、110ccの「スーパーカブ110」が27万円程度となり、いずれも約4万円の値上げとなる見込みだ。
排ガス規制をクリアする開発をし、さらに国内生産に切り替えて値上がりしても大丈夫という「スーパーカブ」の需要、ブランドの強さですね。
ホンダ・2018新型スーパーカブ50/110のクロスカブ仕様を予想では、新しい「スーパーカブ」と、それをベースとした「クロスカブ」の予想が掲載されています。「クロスカブ」も気になる存在です。
WADA-blogの和田さんが「クロスカブ」で日本中を旅されているので、ぜひ「小型バイクで走る日本一周沿岸ツーリング」でその魅力を確認してください!