英国防省、iPod持ち込みを禁止

iPodでデータ盗難の恐れ――英国防省、iPod持ち込みを禁止するというニュース。

英国防省は英国および国外の拠点において、大半の部署でiPodの持ち込みを禁じた。iPodはポケットサイズのデジタル音楽プレーヤーで、数千曲を保存可能だ。

確かにiPodをUSBで接続すれば、簡単にデータの吸い出しができてしまいます。音楽プレーヤーですが、中身はハードディスク。カメラ付き携帯電話を工場内に持ち込めなくなるのと同じ理屈ですね。

「企業はたいてい、従業員がリムーバブルメディアでデータを盗むなんていう考えを持たないものだ」(カンベル氏)

確かに。「2Gバイトの容量を持つ携帯型メディアプレーヤーがあれば、簡単に、そしてすぐに顧客データベースを保存できる」とも。

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こうした携帯機器ではUSBやFireWire (IEEE 1394)を使っており、会社のネットワークに悪質なコードが入り込んだり、企業データが盗まれる原因になるなど、複数の面で企業にリスクをもたらしかねないと、同社がこのほど公表した報告書「How to Tackle the Threat From Portable Storage Devices」では指摘している。

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Gartnerは、企業に対し、規制を受けない個人所有デバイスを社内のPCに接続して使用することを禁止し、パーソナルファイアウォールを導入してUSBポートに利用制限をかけるべきだ、と忠告する。