Apple WWDC 2004、Mac OS X Tigerをプレビュー

Apple、次期OS X「Tiger」をプレビュー、サーバ版はブログ、IMサーバ搭載です。

TigerはMac OS Xで5番目のメジャーリリース。ファイル、文書などの検索機能を強化した「Spotlight」、ブラウザ新版「Safari RSS」、インスタントメッセージングクライアント「iChat」の新版などが組み込まれている。

2005年上半期にデビュー予定で、小売価格は129ドルです。Jobs氏は「AppleはOS XでOSの革新者となり、Tigerによってその差はさらに広がるだろう。他社もOS Xの後を追ってきているが、Tigerによってついてくるのが一層難しくなる」とコメント。

・Spotlight

電子メール、プレゼン資料、画像、Microsoft Office文書など、Mac上のアプリケーションを使って作成したファイルや文書を素早く検索し、種類、時間、作成者などによって検索結果を自動分類・表示できる。

インターネットではGoogleがデスクトップに進出してこようとしていますが、Appleではそれに先んじる形でデスクトップ検索の強化を図ってきました。こういうところは抜け目がないですね。

・Safari RSS

RSS対応サイトを自動的に探し出して専用アイコンを表示。このアイコンをクリックするとフル機能を備えたRSSリーダーとなり、RSSフィードが表示される。

こちらもインターネットのトレンドをしっかりとつかまえています。

・iChat

業界の新仕様であるH.264のビデオコーデックをサポート。最大10人までの音声会議と3人までのビデオ会議にも利用できるようになっている。

これ、相手がいれば凄いデモンストレーションになりそうですね。

Appleは同日、Tiger版のサーバ用OS新版もプレビュー。この版では64ビットアプリケーションのネイティブサポート、ブログを簡単にホスティングできる「Weblog Server」、組織内で暗号化されたチャット機能を提供する「iChat Server」などの新機能に加え、WindowsサーバからMac OS X Serverにアップグレードしやすくする移行ツールも提供される。

サーバ版ではblogサーバまであるというのですから、これはいったいいつから準備していたんでしょうか。

またApple Cinema HD Displayに30インチモデル登場しています。

2560×1600ピクセルの解像度を持つ30インチモデル以外では、23インチ、20インチの新モデルが登場し、それぞれ1920×1200ピクセル、1680×1050ピクセルの解像度。いずれも16:10のアスペクト比となっている。3モデルとも、FireWire 400×2、USB 2.0×2のポートを備える。この下位2モデルは、Windowsでの動作も保証している。

Apple Cinema Display
Mac OS X Tigerプレビュー

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