ジョナサン・アイブ「フラットデザインが流行っているのは三次元の真似をしなくてよくなったから」

2013 09 24 0839

Appleのデザイン担当上級副社長であるジョナサン・アイブが「なぜフラットデザインが流行っているのか?」という質問に答えているという記事がありました。なぜなのでしょうか? 単なる見た目の問題?

なぜみんな「フラットデザイン」に? ジョナサン・アイヴ曰く:海外速報部ログ:ITmedia オルタナティブ・ブログという記事になっていました。

なんでフラットデザインが流行ってるの? という疑問に、Appleのデザイン担当上級副社長、ジョナサン・アイヴとソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長のクレイグ・フェデリギが答えています(USA Todayより)。

昨今、確かに色々なところでフラットデザインを目にする機会が増えています。急に流行り出して、これはなんなのだろう、と思いますよね。もちろん、他社が使っているからこちらも、という理由もあるのでしょうが、よくないものであれば流行らない訳でして。

ジョナサン・アイブは、次のように語っているそうです。

アイヴはUSA TodayのインタビューでiOS 7のデザインについて語る中で、「ユーザーはもう、ガラス(のディスプレイ)にタッチすることにすっかり慣れて、物理的なボタンはいらなくなった。だから、リアルな三次元の世界を真似なくてもよくなったのです」と言ってます(ちょっと意訳)。

以前は現実世界を模したものでないと、ユーザには分かりにくかった、と。しかし、もうそういう説明をする必要もなくなった、ということでしょうか。

基本的な操作感などには慣れたから、ボタンはリアルなボタンでなくても良い、ということなのでしょう。

「iOS 6」から「iOS 7」に移行した身としては、確かにその延長線上で使えているな、という感覚はありますし、デバイスとユーザインターフェースがより一体化した感覚もあります。

が、これまでリアルなデザインを必要としていた人たちはどう思うのかな、というところもあったりして。