アップル、第2四半期決算――iPodの売上絶好調で利益3倍強になったそうです。
同社は、3月27日締めの同四半期の売上高が19億1000万ドル、利益は4600万ドル(1株あたり12セント)となったことを明らかにした。なお、昨年同期の売上高14億8000万ドル、利益は1400万ドル(1株あたり4セント)だった。
実に利益は3倍です。700万ドルのリストラ費用も含まれているということで、これを除くと純利益は5,300万ドルになり、アナリスト予想、さらには自社予想までをも上回るそうです。
この好業績に繋がっているのは、やはりiPodが大きいでしょう。
Appleは同四半期中に、80万7000台のiPodデジタルミュージックプレイヤーを販売したが、これは四半期ベースで過去最高の販売台数となる。
Macの販売台数も5%伸び、749,000台を販売したということです。
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国別の業績に目を向けてみると、米国市場におけるMacの出荷台数は36万1,000台となり、前年同期と比較して7%の増加を記録している。欧州市場でも増加が見られ、前年同期比4%増の18万7,000台が出荷された。しかしながら、日本市場に限ってみるならば、前年同期比29%減となる7万6,000台の出荷台数にとどまったようだ。全体の売上高において、米国外での売上は43%を占めるに至ったという。
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Apple社CFOのFred Anderson氏は、「売上高が3期連続で2ケタ成長を遂げ、大変満足している」と述べ、2004会計年度第3四半期(2004年4~6月期)の業績について次のように予測した。「売上高は約19億2500万ドル、GAAP(会計原則)ベースの希薄化後の1株当たり利益は12~13セントと、いずれも成長率が2ケタ台になるだろう」
第3四半期の見通しとして、4四半期連続で売上高、利益とも前年比2けた台の増加になると予測、売上高は約19億2500万ドル、1株利益は約2セントのリストラ経費込みで12~13セントを見込んでいる。