MacRumorsによると、発表が近づくAppleのAR/MRヘッドセットについて、Appleの一部の社員がNew York Timesに対して、有用性や価格帯に関して懸念していると語ったようです。Some Apple Employees Seriously Concerned About Mixed-Reality Headset as Announcement Draws Closerという記事になっていました。
Some Apple employees are concerned about the usefulness and price point of the company’s upcoming mixed-reality headset, The New York Times reports.
AR/MRヘッドセットに懐疑的になる社員
Appleの現役社員と元社員8人がThe New York Timesに語ったところによると、当初の熱意は懐疑的なものにトーンが変化しているようです。前例にないほどの懸念で、過去の製品とは全く違うと伝えられています。
懐疑的な人々はAR/MRヘッドセットが「問題を探すための解決策」であり、iPodやiPhoneなどの製品とは異なるのではと指摘。3,000ドルといわれる価格帯や、確立されていない市場について懸念しているということです。
メタバースの代わりにAIがドカーンときたタイミングでもありますし、メタバースが生活に浸透しているとも言い難いでしょう。個人的にも大型デバイスによるVRではなく、メガネくらいのデバイスでAR/MRが利用できるようにならないと、生活の中には溶け込んでこないと考えています。
そういう意味ではAppleが第1世代のヘッドマウントディスプレイをリリースする意味はあるのか、と考えるところもありますが、Metaなど先行している企業がある以上は、Appleとしても追随しなくてはならないところなのでしょう。
New York Timesによると、Apple製のヘッドセットはカーボンファイバー製のフレーム、腰に装着するバッテリー、外向きカメラ、2つの4Kディスプレイ、度付きレンズ、周囲のリアルタイムの映像通過を増減する「リアリティダイヤル」が搭載されることを確認したそうです。
Appleは、このデバイスがビデオ会議に重点を置くほか、アーティスト、デザイナー、エンジニア向けのツールも提供し、3D空間でのドローイングや画像編集を可能にする予定とのこと。
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