アップル1GBテコ入れの理由、iPodに1GB nano投入とshuffle値下げの裏事情という記事より。
アップルコンピュータは2月7日、ベストセラーの携帯オーディオ iPod nano(nano)に1GBモデルを追加投入すると同時に 512MBと1GBのiPod shuffle(shuffle)の値下げを発表した。なぜ今、同社はこんな戦略に打って出たのか?
iPod nanoに1GBが投入されたので、iPod shuffle値下げは単なるてこ入れ程度に考えていたのですが、「BCNランキング」のデータを使って分析されているこの記事を読むと、なるほどなぁ、がありました。
shuffle購買予備群のかなりの数がnanoに流れたのではないかとも考えられる。その影響で、shuffleは512MBも1GBもシェアを大きく落とした。特に落ち込みが目立つのは1GBタイプだ。
ということで、携帯オーディオプレーヤーのシェアを押し下げていたのが、iPod shuffle 1GBの落ち込みにあったようです。
同カテゴリー製品の価格も下落し、ディスプレイのないiPod shuffleとしては戦いにくくなってしまったと。
そこで値下げすることにより競争力を確保し、
このカテゴリーに同じく投入するnanoの価格は1万7800円と、平均価格をやや上回るものの、クリックホイールとディスプレイを持つiPodとしては初の1万円台の製品。
他社製品に対してはiPod nano 1GBをぶつける戦略に出たそうです。
うーむ、数字は語る。面白い分析でした。
▼Apple iPod nano 1GB ホワイト [MA350J/A]
▼Apple iPod nano 1GB ブラック [MA352J/A]