アメリカでの話ですが、Amazon.comが送料無料になる最低注文金額を49ドルに引き上げたそうです。25ドル、35ドルと段階的に値上げし、今回、49ドルになりました。
米Amazon、無料配送の最低注文金額を49ドルに引上げ | TechCrunch Japanという記事です。
最低金額25ドルの期間が最も長かったが、2013年に同社はこれを35ドルに引き上げた。しかし、年間99ドルで無料翌日配送を約束するPrimeメンバーをこのところ強く推している同社は、静かにこの制限を49ドルへと引き上げた。
年間99ドルのAmazonプライムに加入していると無料翌日配送なので、そちらの方がお得だな、と感じる人も少なくないはず。というか、むしろAmazon的には「プライムに入りなよ」ということなのでしょう。
業界は違いますが、似たような会員ビジネスをしているのがコストコです。コストコは、なぜ年会費4000円を取るのかという記事が話題になったことがありました。
売り上げに対して利益率は高くないが驚くのは、この利益と会員収入の関係だ。もし、会員収入がなかったとすれば、営業利益は1000億円ぐらいしか残らない。
実はコストコは会員ビジネスだった、と。Amazonもプライムで会員を強化し、囲い込みをしたいと考えているのは間違いありません。
ちなみに、アメリカではAmazonプライムは年間99ドルで、日本は現在は3,900円です。お急ぎ便やビデオ、ミュージック、フォト、パントリーなど、付加サービスがたくさんあるので高くは感じないのですが、囲い込みが完了したら、いずれ日本も1万円程度に値上がりするのは想像に難くありません。