「メイドインアビス」かわいい探検物語と思って見始めたら‥‥大穴の中は異世界(ネタバレ)

2017 10 20 1012

「アビス」と呼ばれる大穴。そこに広がる深層世界に挑む子供たち‥‥深海を穴にたとえ、深く潜れば潜るほど体調に異変を来します。ロボは誰なのか、なれ果てとは‥‥ある一定の深さより先は一般人は戻れない、と言われるアビス。果たして奈落に待つものは‥‥!?

数頭身のかわいいキャラ、タイトル、そもそもアニメを見る習慣のなかったぼくには、なんとなく敬遠する要素が「メイドインアビス」たくさんありました。しかし薦められて見てみたら! これが面白い! 一気に13話まで見てしまったので、以下、ネタバレしつつ感想を書いておきたいと思います(これから見る人は注意です)。

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「メイドインアビス」のストーリー

コミック版のオフィシャルサイトから拝借します。

隅々まで探索されつくした世界に、唯一残された秘境の大穴『アビス』。どこまで続くとも知れない深く巨大なその縦穴には、奇妙奇怪な生物たちが生息し、今の人類では作りえない貴重な遺物が眠っている。
「アビス」の不可思議に満ちた姿は人々を魅了し、冒険へと駆り立てた。そうして幾度も大穴に挑戦する冒険者たちは、次第に『探窟家』呼ばれるようになっていった。

アビスの縁に築かれた街『オース』に暮らす孤児のリコは、いつか母のような偉大な探窟家になり、アビスの謎を解き明かすことを夢見ていた。そんなある日、リコはアビスを探窟中に、少年の姿をしたロボットを拾い…?

「メイドインアビス」は、竹書房のウェブコミック配信サイト「WEBコミックガンマ」で連載されている作品なのですね。作者はつくしあきひと。かわいらしい絵柄を描く人ですが、まさか物語があんな展開をするとは‥‥。

「メイドインアビス」の感想・ネタバレ

最初はほんわか系の探検物語と思って見始めたのですが、話が進むにつれて、つまり主人公のリコとレグが深いところへ潜れば潜るほど、物語の深刻さも増していきます。見たことのないような生物、深層の危険な生物はもちろんのこと、深いところに存在する人たちのキャラの濃いこと。

このまま潜って探検して戦うだけの物語だったら、と思いましたが、全くそんなことはなく、そもそもの目的であるリコの母親探し、そのリコの母親と因縁のある人物も登場してきてきます。そもそもリコは死んでいた‥‥って‥‥。

深界四層(巨人の盃)ではこれからを共にするキャラである元人間でなれ果てのナナチも登場しますが、その理由がまたえぐすぎる‥‥というか、正視したくないというか‥‥。重い話なんです、とにかく。そして、ナナチの同居人だったミーティの残酷な物語も。57さいの友人も「これには泣いた」と言っていました。

うっかりかわいい探検物語と思って見始めると、かなり精神を持っていかれてしまうと思います。10話くらいからエグい展開になります。

ただ、深界で人体実験をしていた白笛のボンボルドが本格的に登場してきそうなシーズン2がかなり楽しみなのも事実です。全く違う世界観になっていくのではないか、と。

どんでん返し、気持ちをかき乱される物語が好きな方は「メイドインアビス」をぜひ。Amazonプライムビデオで全話、視聴可能です。

これまで見たアニメ

正解するカド
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