アフィリエイトに地殻変動 「リンク集」からコンテンツ重視へという記事より。
SEO(検索エンジン最適化)で検索上位を占めていた“アフィリエイトリンク集”サイトが、軒並み検索順位を下げて報酬額を減らした一方、コンテンツ重視のサイトが報酬を大きく伸ばしているという。
検索エンジンの対応が進み、中身のないリンクだけのアフィリエイトサイトが検索順位を下げ、報酬を減らしているそうです。
一方で、きちんとコンテンツを作り込んでいるサイトは報酬を伸ばしているというデータが、リンクシェアの花崎社長から公開されています。
この原因を花崎社長は「Googleなど検索サービスが昨年、SEO/SEM系のサイトを検索上位から落としたため」と分析する。
いわゆる「Content is king」ということですよね。
状況が変わっても「Container(コンテナー)」を変えればいい訳ですから、コンテンツを持っている人は強いです。
さらになかなかユニークな状況として、次のようなことが紹介されています。
個人のアフィリエイターも増えている。同社のパートナーサイトの9割は個人サイトだ。うち、ブログが占める割合も高まっており、個人サイトからのアフィリエイトリンクのクリック数を見ると、1月時点で31.3%がブログからのクリック。
日本ではブログを利用したアフィリエイトの比率が高いのだそうです。アメリカではそんなことはないそうで、なかなか面白い現象ですね。
CMSとして手軽に使えるというのはあるので、ブログがアフィリエイトで利用されるのはそれほど不思議なことでもないような気がするのですが。
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ブロガーに向いているアフィリエイトプログラムてどんなだろう、と考えていました。これまでに困ったことから考えると、以下のようなものかな、と思います。
「ブログを書けば稼げるか」というのは「ホームページを作ったら儲かるか」というのに近いものがある
記事によれば、もともとJason氏自身もGoogle AdSenseには懐疑的だったようですが、実際に開始してみると1年でそれを達成してしまったそう。
アフィリエイトを始めると、様々なASPと提携して、小さいバナーでウェブサイトをピカピカさせてしまう人も最初はいるかもしれませんが、Google AdSenseとAmazonに絞ったという戦略が紹介されています。
基本的には飛び道具のようなものはありませんから、この記事で紹介されているポイント等を参考にしながら、とにかく、コツコツと継続することが重要です。
今後、よりオリジナリティあるコンテンツの開発が求められることになりそうです。
CTRが一定ならば、できるだけ分母を稼ぐという考え方に基づき、Google AdSenserの方々が自分たちを「SEOスペシャリスト」と自称するのも頷ける気がします。
インターネットの登場、アフィリエイトの登場で、個人が手に入れた力は大きいものがあると思いますが、そして今さらにブログにより、自転車や自動車で一生懸命に滑走路を走っていた人たちがジェットエンジンを手に入れ、比較的簡単に離陸できる環境が整いつつあるとも言えるでしょう。そこから可能性は、宇宙へと続いている訳です。