パナソニックが発売開始したプレミアム・ミラーレス一眼「LUMIX GX1」のブロガーイベントに参加し、その後ダブルレンズキットをモニターさせて頂いています。その感想を、父親的視点からまとめておきます!
まずはLUMIXシリーズについてのお話を伺いました。
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・LUMIXは最初の機種から10年
・Gシリーズは2008年から
・GX1のパーツは全て国内製
・GX1はGシリーズの10機種目
・2014年にはミラーレスがSLRを抜くと予測
・ライブビュー
・動画
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ぼく自身、ちゃんとした‥‥というとおかしな話ですが、写真を撮る、ということを意識して購入した初めてのデジカメが「FZ1」というモデルだったのです。
当時にして光学12倍ズームは珍しく、子供を撮影するのに重宝しました。「FZ2」まで愛用したのですが、その後、激しく動き回る子供を撮影するために、デジタル一眼レフに乗り換えたという経緯があります。
そんなことを思い出しながら、お話を伺いました。
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・GF1/2/3と自動化に寄っていった
・既に購入したにも満足して貰えるフラットモデルが必要
→GX1
・ミラーレス普及に伴い交換レンズの需要も高まる
・ミラーレスレンズが大きく伸びる
・3年間で14本の交換レンズを出した(業界最多)
・レンズとボディのバランスが良い
・動画時の静音設計
・レンズ内の手ブレ補正
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実は、我が家では奥さんが「GF3」ユーザです。子供を撮影するのに一眼レフのようなカメラが欲しい、加えていうと、テレビCMを見ていて非常にイメージが良かったのがパナソニックだったということで、ほとんどデザインからの購入となりました。
ただ、お話にもあるように、自動化によっていくのと同時に、カメラデザインも女性に寄ったものになっていったと思うのですね。「GF3」に関しても、丸みのあるデザインで、自分で使うにはどうかな、という思いがありました。
そこで登場したのが「GX1」だったので、かなり興味を持って、今回はモニター機を触らせて頂きました。
続いて、細かいスペックなどのお話を伺いました。
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4ライン目として登場するGX、なぜ新しくしたか?
・写真趣味ユーザにもしっかり使って貰えるように
・ハイアマチュア/プロの日常使い
GXユーザがカメラに求める3つのポイント
・画質、描写力、レスポンス性能
・アシストする機能の充実
・デザイン
・デザインが高品位
・操作性 撮影アシスト機能
・高画質 描写力
・高機能 AF機能
LUMIX Gシリーズの画質コンセプト
一言でうと「質感描写」にこだわっている
・高い解像力
・立体感のある描写力
・忠実な色再現力
ライカ思想(DNA)の継承
1600万画素のLive MOSセンサー&ISO12800
→高画素化と高感度化を両立した
GF2以降AFが高速に
・AF速度 0.09秒AF
・AF精度
・AF設定
・AF追従
ピンポイントAF機能
連写速度の向上 4.2コマ/秒
電子シャッターで20コマ/秒
デザインのポイント(高品位化をベースに)
・グリップ→握りやすい
・ダイヤル→モードダイヤルが削り出しに
・背面ボタンをメッキ塗装(以前は熱がこもってしまった)
目線の使いやすさも考えた水準器
タッチ機能
・タッチでズーム
・タッチでフォーカス
・タッチでシャッター
(タッチはオフできる)
・アクセサリーとしてライブビューファインダーを新発売
・元祖ミラーレスとしてどこにも負けたくない
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その後、プロカメラマンがミラーレス一眼をどう見ているか? というお話を聞くことができて、なかなか興味深かったです。
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プロカメラマンがミラーレスをどう見ているか?
・フォーサーズのサイズは被写界深度が倍ある
・1.4でフルサイズの2.8分ある
・ピントの合うサイズをセンサーサイズで選べる
・被写界深度を深めの時は女優とイス
・その時の撮影状況に合わせてカメラを持ち歩いている
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なるほど、センサーサイズにより焦点距離が倍になることで、被写界深度が深まる、なんていうことがあるのですね。これは目から鱗でした。
などなど、色々とお話を伺ったのですが、ぼくが「LUMIX GX1」に抱いた良い印象は、そのコンパクトさにありました。
このレンズですよ。
これ、実は電動ズームレンズなんです。今までありそうでなかったこの発想!!
当然なんですけど、カメラは持ち歩いてナンボです。
経験上、動き回る子供を撮影するには、やはりコンパクトデジカメよりAFの速い一眼レフが向いていると思います。
そして、小さい子供がいると荷物が多いです。
となると、撮影しやすいけど一眼レフを持ち歩くというのは、あまり現実的ではなくなってきます。
このジレンマには相当、悩まされました。結局、自分の中での良い解決策というのは見つからなかったのですが「GX1」を見て「これだ!」と思いました。
この電動ズームを装着した「GX1」であれば、もともと本体もコンパクトですし、ひょいとカバンに忍ばせておくのもそれほど難儀しないでしょう。
というか、ズームでありながらこのサイズを実現しているなんて、他にはないですからね。この電動ズームのアイデアは本当に素晴らしいと思いますよ。「GX1」を購入するなら、まずは電動ズームキットで、と言っておきたいです。
で、やっぱり一眼レフを手にしたら、あちこち持ち歩くでしょうし、ここ一番でも活躍させたいと思うのが人情です。
我が家で大きな一眼レフが最も活躍している場はどこか?
そうです、子供の運動会です。200mmくらいのズームレンズでダーッと駆けてくる子供を撮影するのです。
この点においては、ミラーレス一眼はオートフォーカスのスピードの問題もあったりして、ちょっと厳しいんじゃないかと思っていました。
それが、一眼レフからミラーレス一眼に乗り換える際の懸念点でもあったのですが、伺ったところによると「一眼レフで撮る技術があれば、ミラーレス一眼でも遜色なく使える」ということでした。これで、一眼レフから乗り換えない理由が一つ無くなりました。
ちなみに「GX1」では、オートフォーカスにコントラストAFという技術が使われています。これは位相差よりも悪いと言われていたのですが、精度がすごく上がっているのだそうです。
運動会においては、さすがに電動ズームレンズで撮影するのはもったいないです。やはりズームレンズが必要ですね。そのあたりも、業界最多の14本のレンズが、非常に心強いと思いました。ある程度、選択肢があるというのが大切ですからね。
ついでにいうと、例えば我が家の場合、奥さんが「GF3」を使っています。ダブルレンズキットだったので、既に単焦点レンズとズームレンズは手にしている訳です。
そうなると「GX1」の電動ズームレンズキットを購入するというのは、夫婦でレンズを使い回せるという観点からいうと、非常に家計にも優しい組み合わせになっているな、と思いました。
なかなか男気のあるデザインになっているので、コンパクトデジカメからのステップアップには難しそうと感じる人もいるかもしれませんが、心配いりません。
パナソニックのデジカメを使っている人であれば、操作系はほぼ似たようなものになっているそうです。つまり、新しい使い方をしゃかりきになって覚える必要がない、ということですね。
また「狼の皮をかぶった羊」といっても良いくらい、タッチ操作は分かりやすくなっています。
・子供をキレイに撮るために
・夫婦でレンズを共用できるから
・コンパクトで持ち歩きがしやすい
などなど、買うための理由はいくつでも見つかるのですが、さて、あなたのところにはサンタさんがやってくるでしょうか?
興味を持った方は、ぜひコチラからスペックなどを確認してください。
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最後にモニター期間中に「GX1」で撮影した写真です。基本設定はいじらずに標準の状態で撮影しています。