「ジャパン・レストラン・ウィーク 2011」が、2011年8月5日〜28日の期間に開催されます。「ジャパン・レストラン・ウィーク」というのは、参加しているレストランで定額で食事ができるというイベントなのです。普段は行けない高級店も‥‥?
もともと「レストランウィーク」は消費活動の閑散期を、食でなんとかしようということで、ニューヨークで始まった取り組みです。
普段のレストランの価格帯はバラバラですが、ランチ20ドル、ディナー35ドルで食べられる統一価格となっています。いろいろなレストランに行ってもらいたいという、体験ダイニングのような企画です。
現在は、本場の「レストランウィーク」は観光イベントとしても定着しているのだとか。そして「ジャパン・レストラン・ウィーク」はその日本版で、今回が3回目となります。
「ジャパン・レストラン・ウィーク」の中にも、場所やレストランによっていくつかのカテゴリがあるのですが、今回は食の機会の創出に尽力したいというぐるなびが参画している「ジャパン・レストラン・ウィーク 2011 サマープレミアム」のお話を伺いました。
プレミアムですよ。プレミアムというだけあって、名前を連ねているのは高級店になります。参加予定店舗はこんな感じです(関東・関西)。
・日本料理つきぢ田村
・szechwan restaurant 陳
・オテル・ドゥ・ミクニ
・銀座ラトゥール
・ANAインターコンチネンタルホテル東京 中国料理「花梨」
・衹園たに本
嬉しいのは、ファミリーで足を運べる店舗もあるのです(子供価格が設定されている)。
・RISTORANTE AL KENTRE
・銀座 維新號 新館
・資生堂パーラー銀座本店
最初にも書きましたが、こうした参加店では、この時だけの特別メニューが、
・ランチ2,100円
・ディナー5,250円/7,350円
・子供ランチ 1,050円
・子供ディナー 2,100円
の定額になるのです!(税込、サ別)
ちょっと手が届かないなぁ‥‥と思っていたお店でも、例えばランチ2,100円だったら、グッと行きやすくなるのではないでしょうか?
一度足を運んでいれば、ハレの日に「また行ってみよう!」ともなりやすいですよね。特別な日に行ける、特別なレストラン!
3回目となる今回は、なんと170近い店舗が「ジャパン・レストラン・ウィーク サマープレミアム」への参加を予定しているそうです。
というか、みなさんこんなイベントがあるのを知っていましたか?
お話を伺っていて、
「どうしてこんなお得なイベントを知らなかったのか?」
と、自分でもちょっと悔しくなるくらいのイベントだと思いましたよ。知っている人は知っていて、一人で何軒も行っている人もいるらしいですし。
ぜひぜひ「ジャパン・レストラン・ウィーク 2011」から参加店や予約方法をチェックしてみて下さい!(予約は早いもの勝ちです)
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そして今回は「ジャパン・レストラン・ウィーク」の第1回から大変好評だという、東京の野菜を使った料理が食べられる「mikuni MARUNOUCHI」でディナーの試食をさせて頂いております!
これが‥‥5,250円‥‥だとッ!?
と思わず唸ってしまうフランス料理を頂きましたので、写真でお届けしますね。食べたいと思った方は、ぜひお早めの予約を!
東京軍鶏と東村山・しいたけのソーセージ仕立て ポルト酒風味
軍鶏の自家製ソーセージです。驚くほどサッパリして、柔らかいソーセージです。ソースは酸味が利いていて、涼やかです。
長崎県産真鯛の瞬間スモーク 三鷹・茄子のマリネ 小平・2種のズッキーニ、練馬・大根、人参のヌイユ仕立て添え
刺身でも食べられる真鯛がスモークされています。マ・ダーイ。真鯛をどかすと、中には茄子が隠れています。
パンも頂きます。
房州産スズキのクルスティアン焼き バルサミコ風味 三鷹・茄子の味噌をきかせたフォン・ド・ヴォー煮 調布・玉葱のコンフィ、小平・バターナッツ、空心菜添え
皮をパリッと焼くのが「クルスティアン」だそうです。スズキの生の状態と火が通っている状態と、そのギリギリの境界線的な感じが美味しいと思いました。カリカリした皮も非常に旨味です。
オーストラリア産仔牛スネ肉のオーソブッコ仕立て オレンジ風味 あきる野・ヤングコーン、小平・オクラ、いんげん、西東京・蕪、ほうれん草添え
トマトとオレンジで煮込んだ料理で、イタリアの郷土料理をフランス風にしたものだそうです。お皿の周囲にある塩は、スイートチリとオレンジの香りをつけたもの。
オレンジが爽やか! スイートチリとオレンジの塩もたまりません。また、特筆しておきたいのは、ヤングコーンの美味さです。ビバ東京野菜!
そして、物語はデザートへ‥‥。
ヨーグルトムース、立川・ブルーベリーのソルベと 小平・ルバーブのコンポート添え
コーヒーと東京フィナンシェ
記憶を辿ってみると、結婚披露宴以外にフランス料理のコース料理を頂くのは初めてかもしれません。上品でいて、味も繊細、まさに素材が味を織りなしていると感じました。
しかも、けっこうな量を頂いたのですが、野菜がふんだんに使われているからか、サッパリしていて意外に食べられてしまうのです、これが。
「mikuni MARUNOUCHI」なんて自分には縁のないレストランだと思っていたのですが、こうして一度足を運んだことで「何かのお祝いの時には‥‥」と思えるようになりました。
ぜひぜひ、みなさんにもこの味は体験して欲しいです。「ジャパン・レストラン・ウィーク」の機会を利用してください!
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一人で何店舗を巡っても良いそうなので、うまくすれば3週間で3〜4店舗は巡れるかもしれませんね。期間中にメニューが変わる場合もあるそうで、同じお店に複数回通うというのもあるカモ。
現在は関東と関西の店舗しかありませんが、いずれは全国的なイベントにしたいと、ぐるなびの方もおっしゃっていました。ぜひ、自分の地元でも利用できたら嬉しい企画です。
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最後に「mikuni MARUNOUCHI」の支配人にお話を伺いました!
かなり好評を頂いている。「2・8」をカバーできるくらい。レストランにとっては非常にプラスになったという印象を持っている。「こういうお店なんだよ」というのを見てもらえるのが良い。
フランス料理が好きな人、知りたい人、勉強したいというお客さんが多い。もちろん地方からわざわざいらっしゃって下さる方も。期間後にリピーターになる人もいるし、レストランウィークを楽しみにしている人もいる。
もうレストランウィークの予約は受け付けている。ただし、日によっては予約をお断りすることも。特にランチ。通常は月曜日が予約しやすい(レストランウィークでは個室は使えない)。
「mikuni MARUNOUCHI」はもともと地産地消をテーマとしてはじまったお店。三國が、本店と違ったコンセプトで始めた。フラワーブティックを出店する花弘との共同経営なので、生花も絶やさない。お店のコンセプトは、花やグリーンに囲まれたレストラン作り。
フランス料理は敷居が高いというのが今でもある。もっと入りやすいお店をつくっていきたい。特に食事を、空間を楽しんで頂ける方に知って頂きたい。そういう意味で、レストランウィークは我々を知って頂く格好の場となっている。
極端な話をするとお酒が飲めない方でも楽しめる料理をお出ししている。もともとフランス料理はお酒があるのが基本、でもランチなどはお酒を飲まない、飲めない場合もある。ワインを飲む方にフォーカスすると料理の味は辛くなるが、お酒を飲まない方もターゲットにすると、このくらいの淡さになる。これ以上でも以下でも合わなくなる。
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いかがでしょうか。「mikuni MARUNOUCHI」というお店にも、大変興味を持って頂けたのではないかと思います。地産地消で東京野菜をふんだんに使用しているのですが、お店の副題は「ナチュラルフレンチ」なのだそうです。納得です。
お店もお客さんも、Win-Winの関係になっているというのが、レストランウィークの素晴らしいところだな、と思いました。
ぜひレストランウィークを機会に、普段はちょっと縁遠いけれど、行ってみたいと思っていたお店に足を運んでみて下さい!
詳しくは「ジャパン・レストラン・ウィーク 2011」からどうぞ!!